パリ議会とパリ市アンヌ・イラルゴ氏筋の発表によると、
エッフェル塔に高さ2.5mの防弾ガラスが設置されることが決定となり、
工事は今年秋以降、フランス当局は2000万ユーロを投じる予定。
新聞 Le Parisienが伝えました。
テロ対策ではありますが、これまでのエッフェル塔への入場を待つ人々の作る
長い長い行列の循環をよりよくするためもあるとか。
現在は鉄柵によって護られている一部も、イエナ橋とシャンドマルス広場からの景観をよりよくする為にと
この防弾ガラスによって差し替えられ、
パリ警視庁の要求により、入り口はエッフェル塔を取り囲んでいる公園からになるそう。
「そうなれば、観光客にとってもっと簡単にエッフェル塔までたどり着けるようになるからいいと思う。」
との声や、「この場所の景観を損なう」などの反対意見もあるようです。
私は晴れた日に、息子を連れてエッフェル塔まで散歩に出かけるのですが、
フランスへのテロ以降、非常に多くのパトロールを見かけます。
パトロールの方々に感謝するとともに、新しい壁が設置され、
多くの人々がさらに安心して訪ねることのできるエッフェル塔になることに賛成です。
ところで、パリのモニュメントや美術館たちの中には、
入場券を当日現地で買って入場しようと訪ねると、
長時間並ばなければならないもの があるのですが、
エッフェル塔もそのひとつで、入場券なしで現地に行くと何時間も並びます。
これらの列の循環もよくする狙いもあるとか。
私が初めてエッフェル塔に登った際には、なんと3時間も長蛇の列にならびました。
話がセキュリティからそれますが、これからエッフェル塔をお訪ねになるかたには、
事前に公式サイトで入場券をお買いになられることをお勧めしておきます。
http://ticket.toureiffel.fr/?_ga=1.259776329.2117427442.1486742456
なお、パリ議会の1月31日の決定によるとパリの学童たちにはエッフェル塔の入場券が無料で配られるとか。
パリにはよくこんな無料の楽しみがあります。
パリの子供たちが羨ましい!