パリと聞いただけで、「フランス人」と聞いただけで、うっとりさせられてしまうのは何故だろう。
私はこれを勝手ながら「フランス神話」と呼んでいる。
悪い意味ではない。
あまりにも美しいパリとそのイメージ、やわらかさを感じさせるフランス語のイメージ、
そしてフランスやパリを題材にした映画のイメージだ。
このイメージに酔わされている最大の被害者(!?)は日本人とアメリカ人だ。
日本人女性とアメリカ人女性のパリ好きは有名だ。
フランス人男性というと、優しくて常に甘い言葉をかけてくれ、
女性をお姫さま扱いしてくれる・・・といったイメージがある。
一方、「フランス人は、結婚しても恋愛好きだから、愛人なんているの当たり前だし、
それは公認なのよ」 といった話も耳にする。
ただ、私の周囲でそういった話を聞いたことがない。
皆、家庭を大事にしている。
私の主人に聞いてみた。
「僕たちはクリスチャンだ、そんなことしないよ。」と怒ったように言っていた。
フランス人男性が女性に優しいのは、私のこれまでの経験から言うと事実だ。
彼らの人当たりの柔らかさは想像以上。
経験から言ってしまうと男性も女性もどちらも、礼儀正しい。
表面的な慇懃無礼ではなく、奥深くで人をレスペクトしているのかしっかり伝わって来、
こちらが恐縮させられることすらある。
これは彼らの社会システムからきている部分もある。
社会のシステムが日本と違う。
女性も男性も平等に働いている。
非常に早くからの自立を求められる。
結婚のシステムも違う。
これから話してゆこうと思うが、フランス人はこうだから、でひとくくりにしてしまわず、
フランス人と付き合っていきたい。
最も大事なのは、自分自身の軸をぶらさないで、フランス人と付き合うことだと思う。
スピリチュアルの世界では、自分の世界は自分で創っているという。
フランスで薔薇色人生を創るための工夫をしてゆこうではないか。