フランス人たちは本当に「無愛想で高慢」かを検証する。

パリガイド
私たち日本人の中には、「フランス人」たちに対して一定のイメージや、 「評判」がある。

例えば「フランス人は自国を愛しすぎるあまり、フランス語以外話したがらず、英語で話しかけると怒り出す。」
だとか、「フランス人は高慢」、
「フランスは愛の国で、皆、常に愛を探しているから、結婚していても愛人がいて当然」

などと言うもの。
著者が今まで日本で聞いた、誰かの個人的な感想には
「フランスには四季がまったく無いから、1年中同じ気温でつまらないし、フランス人は高慢」というものがありました。
フランスに四季がない !?
著者はそれを聞いて噴出してしまいそうになり、「そうではない」と説明したけれど 全く聞く耳を持たない。
日本は著者の生まれた国だから、悪口は言いたくないけれど、日本にはこのような人が多いような気がしてならない。
もちろん、その人はフランスへ行ったこともなく、フランス語も話せない。



今回は、このような噂が本当なのか否か、それに対する対応策を、

フランスの社会を鑑みながら、検証してみた。

①フランス人は無愛想。
あなたが、ご旅行でフランスへ来られたのなら、あなたが接する人々は、主に
空港職員や、ブティック店員、カフェの従業員といった人々です。
彼らの中には無愛想な人もいるかも知れないし、親切な人も居るかもしれない。

親切な人もいれば、不親切な人もいるのが、社会です。

 オー !! ガンバレー !! 私のおふらんすー !!  上のおねえさん、本気です。

    

サービス業者は態度が悪い !?

フランス人たちの、特にサービス業の人々の接客態度が悪いといった評判は
非常によく聞かれるところですが、これには、フランスの雇用形態がかかわっていて、
フランスでは、正社員として勤めている人を簡単には解雇できないのです。
彼らは法律で固く護られている。
「接客態度が悪い」などという理由では、解雇の理由になりはしないのです。

フランスにおいては、サービス業の人々と、客は「同等」と考えられています。
それどころか、男性と女性も同等であろうとしていますし、
(そもそもフランスという国は自由・平等・博愛を掲げている国ですね。)
日本のように、「お辞儀する」「ぺこぺこする」といった感覚がないのです。
ですから、彼らは無愛想に見えるでしょうが、別に高慢でもなんでもなく、
堂々としているのです。

つまり、こちらも堂々とすること。間違ってもペコペコしてはいけません。

著者の個人的体験では、今まで態度の悪い人を見かけた・・・というと「お役所」だけです。

もうひとつ、フランスにおいては、サービス業の人々と、客は「同等」と考えられています。
それどころか、男性と女性も同等であろうとしていますし、
(そもそもフランスという国は自由・平等・博愛を掲げている国ですね。)
日本のように、「お辞儀する」「ぺこぺこする」といった感覚がないのです。
ですから、彼らは無愛想に見えるでしょうが、別に高慢でもなんでもなく、
堂々としているのです。

さらに、フランスにおいては、一見のお客様よりも、常連さんのほうが大事といった
伝統もあります。
あなたも、あなたの行きつけのカフェができたら、きっと違いがわかるでしょう。

フランス人ははフランス語以外話さない !? 英語を聞くと怒り出す !?

世の中、どんな人だって存在するわけですから、そのような人もいるかも知れませんが
著者はそのような人に一度もお会いしたことがありません。
かつてはそのような人もいたのかも知れません。フランス語を護らなければいけないと思うひとがいても当然です。

ここはフランスですから、英語しか興味ありません、という人や、英語しかわかりませんという人も、
フランス語で「 Bonjour 」くらいは言いましょう。
著者は、どこの国へ行くにしても、現地の言葉で「こんにちは」は言えるようにしていきます。

しかし、現在フランスはユーロ加盟国にして、若い世代は、英語を習っています。
著者の個人的な体験では、フランスに始めて着いた日から、現在にいたるまで、
様々な人から話しかけられた経験があります。
フランス語はもちろん、初めから英語で話しかけてきた人もいれば、片言の日本語で話しかけてきた人も居ました。

実は、フランス人は、知らない人と話すのが大好き。
バス停でも、電車の中でも、映画館でも、知らない人との会話が始まることが多いです。
あるとき、バス停での出来事。
フランス人子供の兄弟ふたりが、面白くて可愛い会話をしていたのを隣で聞いていた私が
途中でふきだしたら、その子供たちも一緒になってふきだし、仲良く会話が始まったということもありました。

日本人はよく、「ガイコクジン」などと言って、外国のかたがたを避けることがありますが、
これはとても悲しいこと。
どんな国籍であっても、相手は「ひとりの人間」なのです。
そう思って、「フランス人は高慢」などというイメージを持たないで、フランスに来てみてください。

最も大事なのはあなたが、これからする経験で、フランスに関する「噂」ではありません。

きっと素晴らしい経験ができるでしょう。
著者は、しょっちゅう知らないフランス人、あるいはフランスに住む方々から助けていただいています。

フランスで良いご経験を !!

麗・ド・ラ・ヴァレットでした。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です