フランス人たちとうまくやってゆく秘訣・第二回。

国際結婚

こんにちは。麗ド・ラ・ヴァレットです。
春になりましたが、パリのお天気はいまひとつで、「快晴」になりません。
まだまだ、「街」そのものが、冬の寒さから脱皮して、目覚めを待っている感じです。
パリの目覚めをゆっくりと待ちたいと思います。
今日は、先日からあちらこちらで撮影した「パリの花たち」の写真と共に、
「フランス人とうまくやってゆく秘訣・第二回目」をお届けします

①挨拶上手になる。
世界中どこにいても、人付き合いにとって大事なのが、挨拶。例えば言葉の壁があったとしても、
ひとりの人間としてあいさつはしっかりしたいですね。
まずは、フランス流の「あいさつ」をガイドしてみます。相手によって挨拶の仕方もそれぞれ違いますが、
初対面の人、「Enchanté アンシャンテ」と言いながら、握手。
ご近所の人・笑顔と言葉で、「Bonjour !」ボンジュール。
顔見知りになってくれば、「Comment allez-vous?」などと会話し始める。
親しい人、あるいは親族と。
結婚でフランス人の親族が出来た場合、「ビズ」お互いの頬と頬をくっつけあって「ビズ」、
つぎに反対側の頬と頬で、再度ビズ。これを2回から4回繰り返す。

フランス人たちのあいさつの習慣で感じが良いな、と思わされるのが別れるとき。
「Au revoir アゥ・ルヴォワール」の他、「Bonne journée !」ボンヌ・ジョルネ! 良い1日を。
「Bonne fin de journée !」良い一日の終わりを! 週末であれば、「Bon week-end! ボン・ウイークエンド」良い週末を!
などなど、実に心地の良い言葉をつける。
行き着けの市場のムッシューに対して「Bon courage!」、 ボン・コラージュ・頑張って、などと言ったりします。

感じの良いフランス流挨拶をしっかり身につけて、フランス人たちと上手くやっていきたいものですね。


②言葉の壁は乗り越える。
著者・麗ド・ラ・ヴァレットのこのブログを読んでくださっているかたの中には、
フランス人との交流を持ちたいと願っておられるかた、あるいは持っていらっしゃるかたもおいでだと思いますが、
フランス人たちに限らず、国籍の違う人々との交流には、どうしても「言葉の壁」がつきものになることでしょう。
これは、どうしても、「乗り越えてゆく」と強く考えていきたいです。
今は、テレビもあれば、ラジオも、インターネットもあるので、
どうやったって「モチベーション」さえあげていけば、フランス語を勉強しやすい環境です。

著者が初めてフランス語を習い始めたのが、1992年のことです。
東京のフランス語・語学学校でした。
そして、英語以外の「初めての」外国語でした。

初めての授業の日、私は都合で、少し遅刻したのですが、指定された構内の教室に着くと、
既に全ての生徒さんがたは着席しており、フランス人の男性教師が話しをし始めてしまっていました。
著者は、既にその学校の教科書を読んでいましたが、フランス語で「話した」ことが無く、
「遅れて申し訳ありません。」とフランス語で言って教室に入ってゆくとき、
顔から火がでそうで、家に帰ろうか、と一瞬考えてしまいました。

それでも、逃げなかったのは、先を考えてのこと。
いつでも「先」を考えていたら、モチベーションをあげられます。
フランス人の友達が出来るかも知れない、フランスに住めるかも知れない、フランス中旅行できるかも知れない、
フランスで働けるかも知れない・・・・!! などと夢が広がります。
これは、他の言語、例えば、あなたが今、イタリア語を勉強したいとすると、イタリア語でも同じこと。

著者はいつでも、「とちったっていい!」 「間違ったって死ぬわけじゃない!」 「わからなければ、紙に書いたっていい !」
とにかく勉強するんだ !! と自分を奮い立たせていました。 こうすれば、多少のことは乗り越えられます。
とちったって、本当に、死ぬわけじゃありません !

③Yes、 No をはっきりさせる。質問、疑問を恐れない。
フランス人たちとのお付き合いで、大事なことのひとつに、「Yes Noをはっきりさせる」ことが挙げられます。
わたしたち日本人は、「以心伝心」の文化のなか育ってきています。
「言われなくても、その人の表情から様々な事柄を察する」ことが出来、
「一を聞いて十を知り、気を使って相手の為に働く」ことが出来る、そういう国民性です。
これは、日本人の非常に美しい、まさしく「美点」なのですが、
外国においては、それが「裏目にでる」ことがある上に、
フランス人たちは、そのような、「以心伝心」が出来ないのです!!!!
と言うわけで、フランス人が相手の場合には、一を聞いて十を知る、
ではなくて、百(パーセント)を聞いて百を説明するくらいの
コミュニケーションが必要になってきます。
Yes、 Noをはっきりさせる必要もあり、フランス語では Oui Non ですが、
ちょっと疲れるくらいきちんとしているといいと思います。

同時に、疑問や質問を恐れないで、話し合うことも大事です。

④一般フランス人が、日本をどう解釈しているか理解する。
よく、出会う人から「日本人と日本が大好きなんです」と言われる機会がありますが、
一般のフランス人たちが、日本のことをどんな風に解釈しているかを理解しておくと
コミュニケーションもスムーズに行きます。

日本は物価も家賃もとても高く、ウサギ小屋に住んでいて、
皆、朝から晩まで働いていて、ぎゅうぎゅう詰めの電車に毎日乗って出勤している・・・
家電などのテクノロジーの技術は世界一で、面白い漫画が一杯あるといったところでしょうか

でも、フランス人によっては、日本人はみんな、キモノを着ているとか、
みんな自転車に乗っていると思っている人だっています。
誤解を防ぐために、日本の国の習慣や、個人の生活をよく説明し、
文化と生活環境の違いからくる、疑問点や不快な点は
「日本ではそんなやりかたしないし、したら失礼だけど」としっかり説明しましょう。
特に、フランス人と日本人の大きな違いを見つけることができるのは、
「お金の使い方」と「清潔に関する考え方」ではないかと思いますので、誤解のないようにする必要があります。


 

 

 

ではでは、今日はここまで。
明日は「美食大国、フランスをおすそわけ!」フランスからおいしいものお持ち帰りできるおいしいものの特集です。