国際的な女性に。フランスで通用する女性になるために出来ること。

国際結婚
パリで国際的な女性になるために出来ること。

著者は1993年に留学生としてパリの街に到着しました。
留学生活を終えて一時帰国するも、1994年に知り合ったフランス人と結婚しましたので、
それ以来パリ市に在住していますが、
ひとりの日本人として海外で暮らすに当たって、「海外在住日本人」として
国際的な女性でいるために出来ることを考えてみます。

①日本について、再度勉強を。
著者はフランス在住ですので、フランス人について、日ごろ感じたことや日本人とのちょとした違いについて
書いているのですが、フランス人たちは、自分たちの国とその歴史・文化に対して、大変大きな「誇り」を持つ人々で、
自国の歴史についてよく語り、学んでいる人々です。
その文化背景があるからこそだと思うのですが、彼らは他の国のことを語るのも非常に好きで、
大きな関心を持っています。
特に、「日本」は経済大国で、「歴史」もある国だという認識がありますから、
日本についても、沢山の質問を投げかけられます。
よく聞かれるのが「天皇」制度について、「政治」について、歴史についてですが、
これらを再度勉強しておくと、フランス人とのお付き合いが楽しくなるばかりでなく、
文化交流としての役割を果たすことができるわけで、
とても大切なことですし、「国際的な女性でありたい」と望んでいる方は、日本の文化について
再度勉強をしておくことをお勧めしたいです。

②言葉の壁は乗り越えるためにある。
ここでは、海外に滞在する場合のことを書きたいと思います。
先日の特集、「フランスじんたちとうまくやってゆく秘訣」にも書きましたが、
語学力をつけることが、海外、あるいはフランス滞在の「最重要条件」といっていいと思います。

http://madamerei.com/2017/03/22/フランス人たちとうまくやってゆく秘訣・第二回/
海外の滞在が始まったとたんに、滞在許可証の手続き、住まいの手続き、電気ガスなど、やらなければならない
ことが沢山出てきます。
国際結婚などで、パートナーがフランスにいる場合であったとしても、
全てをパートナーに頼むわけには行きませんし、「生きるうえでの最低限のことを自分で出来る」ことが
大人としての役割のひとつであると言えますので、言葉の壁はさっさと乗り越えてしまいましょう。



③「日本は優秀」と思い過ぎなくていい。

日本人が海外に滞在する場合、あるいはフランス人の友人をつくったりする場合に
ついつい相手の国と日本を比較してしまうことが多いと考えますし、
このブログにおいても、日本人とフランス人の違いについて書くことがありますが、
「私たち日本人はこんなに優秀なのに、この国の連中は、どうしてこんなにだめなのだろう」と
相手の国を見下すような比較の目を持つことは、避けていくと、「国際交流」という点において
非常にいいと言えます。

日本においては、「社会人とはこうあるべき」「この場合はこうするべき」といった物の考え方が多く、
お互いにお互いの「評価」をしあうことによって「優等生でいる」ことが大事にされてきた面がありますが、
海外の場合、特にフランスには様々な国の人々が存在しますので、
そのような考え方と全く違う価値観の中で生きている人々もいます。
日本人が優秀であるということは、よく知られていることですので、「こちらのほうが優秀」という目を持たずに
常にフラットな目で様々な国の人々を見てゆくと、人間関係がうまくいきやすいです。
その上、「先入観」を持ったり、心の中で人を裁き過ぎないことによって、
自分自身も非常にらくに生きることが出来ます。
「人間関係がうまく行く」ということは、どの世界においても大事ですが「国際交流の場」においては更に重要ですね。


④欧米人男性とのお付き合い。自分の世界。

欧米人男性とお付き合いしたいという方も多いと思うのですが、
欧米人と共に生きてゆくために重要なのが、「経済的」「精神的」にどちらも自立していることではないかと考えます。
フランスにおいては、何処に行っても、「あなたの職業はなんですか。」と聞かれます。
何より大事なのがこの点で、結婚・未婚などはその次です。
更に、フランスでは、「専業主婦」という立場の女性は数があまり多くありません。
多くの女性は独身時代からの(結婚前の)仕事を結婚後も続けているのです。

これは日本とフランスの社会システムの違いと言えますが、フランスに滞在する場合や、欧米人男性とお付き合いしたい場合などは
この点を乗り越えておく、つまりなんらかの仕事を続けてゆく、あるいは自分の趣味でもいいのですが
「自分の世界」を創りあげてゆくと、人との関係性も良くなります。
更に、欧米人とお付き合いする場合には、自分の意見をしっかり、はっきりと言え、Yes 、No も常に伝える必要があります。
日本人同士である場合とは少し違う関係性であるかも知れませんが、
「生活を丁寧に楽しむ」という点において、非常に有益な関係性ではないかと思います。

終わりに。
今はインターネットで、世界中の人々とコンタクトが取れる時代になりました。
なんといういい時代なのかと思いませんか。理想的な時代と言っていいと思います。
海外交流が増えるにつれて、海外へ出たい人や、あるいは海外で永住したいと考える人も
いらっしゃるかと思いますが、自分は「国際人である」として
常に意識を高く持っていると、海外での滞在や、海外の人々とのお付き合いが楽しくなります。

海外での滞在を楽しく、充実させるためにも、国際的で、魅力的な女性として生活していきたいですね。
海外に出たい、あるいは国際的な女性になりたいと思っていらっしゃる方の
国際交流が、喜びに満ちていることを願っております。



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