パリで思い出のデートを!!
この「パリのデートコース」においては、私、麗とフランス人の主人が
実際にデートした場所を 順番にお伝えしています。
今回は2度目、「チュイルリー公園とオランジュリー美術館」で私と主人は
2007年、結婚を決める寸前にここでデートしました。
(あくまでも個人的なデートではありますが、ロクなデートしていないよね、
などとおっしゃらずにお付き合いくださいませ・・・汗 )
第一回は以下のリンクでご覧ください。
カルチェ・ラタン、モンマルトル、サンジェルマン・デ・プレ、とパリの街は地区でわけることが
できますが、各地区にはそれぞれの特徴があります。
今回のこの地区、パリの中心でデートをする場合におすすめしたいのが、「リュクス」を味わうということ。
このパリの中心地区には「世界のリュクス」が集まっています。
ヴァンドーム広場しかり、ブティック街しかり。レストランもレベルの高い店が集まっているのがこの界隈です。
どの街でも「地区の楽しみ方」を上手に見てゆくと、良い経験ができます。
今回ご紹介するチュルリー公園の目の前にあるコンコルド広場に立って、周囲を見回してみてください。
あなたのその足元は、コンコルド広場、フランス革命の際に重要な役割を果たした場所です。
この広場は1755年、王室の命により建築家、アンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計されました。
この場所は当初からパリでも重要な場所として作られています。
(当初は当初ルイ15世の騎馬像が設置されていたため「ルイ15世広場」と呼ばれていました。
「コンコルド広場」という名称で呼ばれるようになったのが1795年、正式には1830年)
今からご紹介するチュルリー公園、現在は「公園」として存在するのみですが
かつてはここに王室所有の宮殿もありました。
1770年5月30日にはここで王太子(ルイ16世)とマリーアントワネットの結婚を祝う花火大会が行なわれ
フランス革命中には2人の処刑が行なわれた場所でもあります。
歴史を、感じながら歩いてみてください。
コンコルド広場にはフランスでもトップのホテル、「オテル・ド・クリヨン」が建っています。
コンコルド広場から、目の前に伸びて行くのは世界のシャンゼリゼ通り、
チュルリー公園の脇にあるリヴォリ通りを通っては、
世界の宝飾店が軒を並べ、マドモワゼル・ココシャネルが終の住まいとしたホテル、
「オテル・リッツ」があるヴァンドーム広場や
シャネルの本店のあるカンボン通りへ徒歩数分で行くことが出来ます。
これからご紹介するチュルリー公園内には「オランジュリー美術館」があり、
画家、クロード・モネが寄贈した「睡蓮」の絵を見ることができます。
徒歩数分でルーブル美術館へも行くことが出来ます。
これほど、豪華極まりない場所があるでしょうか。
あなたは今、パリの中でも、「リュクス」を思う存分味わえる場所に立っているのです !!
思う存分、その豪華さを味わってください。
立っているだけでも既に豪華なのですが、何か、リュクスを味わってみてください。
私は常日頃から思っているのですが、フランスにおいてはレベルの高いもの・経験や
レベルの高いサービスを選ぶといいと考えています。
日本にいるよりもこの点に注意すると、気分よく過ごすことができます。
世界中どこでもそうですが、特にフランスにおいてはそれをお奨めします。
何故か? この経験によってあなたは「世界のトップとはなにか。」を知ることができるからです。
この経験は、人の心の財産になるばかりか、やる気を運んできます。
デートの場合には、ふたりで心の糧となる経験になること間違いありません。
(私が常日頃から贅沢店ばかりに出入りしているという話ではありませんのでご留意ください。
私は心から好きなパリをご紹介するためにこれを書いています。)
私とフランス人の主人はここで、2007年にデートしたのですが、
私が大の美術館好きなことと、主人の先祖にひとりのアーティストがおり、
彼の作品がパリの美術館に収められている事から、よく美術館へ行きました。
私は2000年にも、当時は日本に住んでいましたがパリで10日間の「美術館巡りの旅」をしたことがあります。
では「チュルイリー公園」と「オランジュリー美術館」をご紹介していきたいと思います。
かつてこの場所にはチュルイリー宮殿があり、カトリーヌ・ド・メディシスの命により
1564年に王室のレジデンスとして建築がなされました。
歴代の王、アンリ四世、ルイ14世、ルイ15世が、ルイ18世、シャルル5世、
それにルイ・フィリップが使っていた宮殿でしたが、
パリ・コミューンの際、1871年5月23日に放火により、宮殿は焼失、1880年に完全に崩壊。
現在は公園が残るのみです。
公園はヴェルサイユ宮殿の素晴らしい庭園を設計したことでも知られるかの建築家、
ル・ノートルによってつくられました。
奥に見える観覧車は現在開催中の お祭りの中のアトラクション。下までスクロールしてお確かめください。
photo par:Jean-Christophe BENOIST: https://fr.wikipedia.org/wiki/Fichier:Tuileries-Roue.jpg#file
では、オランジュリー美術館をご紹介していきます。
接近して撮影してみました。
この美術館の大きな特徴はクロード・モネから寄贈された「睡蓮」です。私もこの絵、大好きです。
photo par : By Jason7825 (Own work) [CC BY-SA 4.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], via Wikimedia Commons¥
更に接近してみました。一日中眺めていてもいてもあきないほど。
オランジュリー美術館HP: http://www.musee-orangerie.fr/
現在このオランジュリー美術館では、「ブリヂストン美術館の名品−石橋財団コレクション展」を開催中です。
休館中のブリヂストン美術館の名品−石橋財団コレクション展をここで見ることができます。
ブリヂストン美術館の名品−石橋財団コレクション展
Tokyo-Paris Chefs-d’œuvre du Bridgestone Museum of Art, Collection Ishibashi Foundation
ブリヂストン美術館HP: http://www.bridgestone-museum.gr.jp/news/press/20161110_01.html
http://www.musee-orangerie.fr/fr/evenement/tokyo-paris-chefs-doeuvre-du-bridgestone-museum-art-collection-ishibashi-foundation
ブリヂストン創業者の石橋正二郎氏の肖像。先人の審美眼に敬意を。
今回のこの展示会における私のお目当てがこの絵、「すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」ピエール=オーギュスト・ルノワールでした。本物を見ることの幸せ。
館内はこんな風。陽光あふれる、清潔な美術館です。
ここからは、オランジュリー美術館の通常コレクションです。
マリーローランサンにおけるシャネルの肖像。私が初めてパリへ着いた直後にこの絵を見たくてこの美術館へ来たものです。
シャネルはこの絵が気に入らず、突っ返したということですが、いかかでしょうか、私は個人的にマリーローランサンの絵が好きですが・・・。
ピカソ。ピカソは長い間、パリでは認められなかったといいますが、
ピカソほど多方面の才能を示す芸術家も珍しいのではないのではないでしょうか。
15年ほど前でしたか、ピカソの人生に関する本「ピカソ 偽りの伝説」
(アリアーナ・S. ハフィントン著・高橋 早苗訳)を読んだときには、
そのすさまじい「毒気」にやられて数日間胸焼けがしていましたが。
下の写真の絵からは、ひと目だけでピカソの才能を感じ取ることができますね。
今回、楽しいと思ったのが、ポールギヨ-ムのアパルトマンのミニチュア版のこちら。
フランスのインテリアは学ぶに値します。
オランジュリー美術館前から、オテル・ド・クリヨンとコンコルド広場を望む。
Jardin des Tuileries
Place de la Concorde
75001 PARIS TEL: +33 (0)1 44 77 80 07
http://www.musee-orangerie.fr/fr/article/enfants-et-famille
私と主人は2007年のデートでこの観覧車にのりました。
この観覧車はオープンなので、高いところが苦手なかたは要注意です。
私は私をからかうのが趣味のフランス人のオット君からさんざんからかわわれて、
ちょっと怖い思いをしました。
この観覧車は開催中のお祭りのひとつのアトラクションです。以下でご覧ください。
なお、お祭りは8月27日までです。
さてこの界隈でのお食事ですが、この地区の今回のお奨め「リュクス」に従って私のお奨めは「オテルドクリヨン」です。
長い間工事中でしたが、つい先日再オープンしましたので嬉しくなってつい先日も行ってきました。
お食事も出来ますし、バーでゆっくりも出来ます。
下はバーの写真。
Par Pline (Travail personnel) [GFDL (http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html) ou CC BY-SA 3.0 (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
Place de la Concorde, 75008 Paris
Téléphone : 01 44 71 15 00
https://www.rosewoodhotels.com/en/hotel-de-crillon
https://www.rosewoodhotels.com/en/hotel-de-crillon/dining
続いては、レストラン「Luca Carton」パリのマドレーヌ広場の一角にある伝統のレストランで、
かつて、ヌーヴェル・キュイジーヌの鬼才と言われた、フランス料理界の巨匠
アラン・サンドランス氏が30年近く3つ星を維持したお店です。
http://www.lucascarton.com/
9 Place de la Madeleine, 75008 Paris
01 42 65 22 90
お茶をする場合には、「ラデュレ」のロワイアル店があり、この店はシャンゼリゼ店に比べると
行列に並ばずに入ることができるようです。私はよくこの店へ行きますが一度も行列をしたことがありません。
Ladurée Paris Royale
18 Rue Royale, 75008 Paris
01 42 60 21 79