パリジェンヌ的美容生活・ハーブティー・お茶編第一回。セーヌ河の増水情報つき。

トレンド, パリガイド

こんにちは。
フランスにおいては昨年の年末から数度の台風に襲われ、
更に現在はここ最近の降水量の多さから、セーヌ川の増水がピークを迎えています。
私が、増水と聞いて私が真っ先に思い出すのが、Rouelle橋です。

あなたはパリの街のどこかで、「1910」という数字と洪水を示す横のラインをごらんに
なったことがあるでしょうか。
フランスでは1910年にセーヌ川が洪水し、パリの街いたるところが水に覆われたことがあるのですが
その際の水位の高さを示すラインとその1910の文字、
私が初めてそれらを知ったのが、10年ほど前に、Rouelle橋のふもとを通りかかった際の出来事。

大変恥ずかしながら、私はそれまでその洪水についてよく知らなかったのですが、
ひとめで洪水跡だとわかるライン、「セーヌの水位がここまで上がったことがかつてあったのだ」
と驚いて眺めていたことを思い出します。
パリでは1658年、1910年、1982年、2016年にセーヌのがある歴史的大増水があり、
それぞれ、1658年8,80m, 1910年8,62m 2016年6,10mを記録しています。
今回の増水では29日に5,84mまで水位があがりました。

今回、再度Rouelle橋まで行って撮影をしてきましたので、写真をご覧ください。

下の写真、1910の文字と水位を示すラインです。
1910の下の水位を示すラインは道路わきに立っている私の身長(166cm)とほぼ同じくらいでした。

こちらの写真もRouelle橋、水がすでに足元まで迫っています。

ちょっとピントがずれていますが、下の写真ビル・アケム橋、水が迫っています。

まだまだ寒い上にこの天気、体調を崩す人が多くないことを祈ります。
日本もまだまだ寒いようですが、今日は体調を整えるために手軽にできる健康維持法、
ハーブティーとお茶生活について書いてみたいと思います。

私とハーブのおつきあいは非常に長く、私が10歳、11歳まで遡ります。
当時、ハーブやエッセンシエルオイルについて学ぶ機会があり、
ハーブ専門店で「ハーブティー」なる「未知なる物」を購入して飲み始めたのです。
それは忘れもしない、カモミール入りのハーブティーで夜眠る前に飲むとろりと甘くまろやかなお茶でした。

当時ハーブに関して学びながら考えていたのが人間の健康は食べ物によって向上できるのではないかということ。
毎日の健康管理は、食事と睡眠、入浴、心の持ち方によって上手に維持させられますから、
自分自身の体を大切にするためにも、体によいことをしたいですね。

私自身はそれ以来、様々な食事療法を試したり、疲れたときに体の疲労を回復させる食事を試したりして現在に至ります。
ただし、「食事療法」に関しては個人個人で考え方が大きく違うものですし、
あまりにもこだわりすぎると暮らしの楽しみが暮らしの厳格さに変化してしまう可能性もありますので、
ここでは言及しないでおこうと思います。食は楽しみであって、「苦」にしないほうがいいという私個人の判断です。

お茶に関しては、上記した様に10歳でハーブティーを飲み始めましたが、
その後、ウーロン茶、マテ茶、ルイボスティー、紅茶とあらゆるお茶を試しています。

フランスはハーブの国です。料理にもハーブを使うことが多いです。
更にお茶に関していえば、日本でも有名な「クスミ・ティ」など多くのお茶専門店もあります。

本日はフランスで入手できるハーブティーやお茶類の中で、
健康面を維持させる薬効だけではなく

私が「 これは面白い・おいしい !! と思ったお茶を独断と偏見でお届けします。
長くなりますので、二度に分けてお届けします。

私は一年に一度、必ずと言っていいほど熱をだします。38度2分。寒い季節にちょっと油断して薄着で過ごし、
「寒気がする・・・」と感じた後の熱で、平熱になるまで2、3日かかります。

数年前のある日もそうでした。
寒気がする、だるいと思って熱を測ってみると既に38、2分。
体の内部にひどい悪寒を感じはじめた私は、熱いお湯を沸かしハーブティーを飲み始めました。
温かいお茶を飲んでもすぐに寒気に再び襲われ、何度もお湯を沸かしてはハーブティーも飲むことを
繰り返ししていたところ、翌日にはなんと、平熱に戻っていたのです。

ハーブの薬効とお湯の温かさがよかったのですね。
ただし、このような方法は39度以上の発熱にはお勧めできません。
39度以上の発熱の場合には医者にかかる必要があります。

では、お勧めのお茶に参ります。
第一位・Dammann frères ダマン・フレール「Nuit à Versailles」ヴェルサイユの夜。

第一位はフランスの老舗紅茶店「Damman frères ダマン・フレール」の「Nuit à Versailles」です。
このお店はヴォージュ広場の回廊に店舗があります。
エレガントというしかない店舗内で、美しい製品が揃っています。
各種お茶が揃っていますが緑茶のフレーバーやウーロン茶のフレーバーがあるのが
日本人にはうれしいのではないでしょうか。
私が大好きなのが、この「Nuit à Versailles」、名前だけでも思わず買いたくなってしまいますが、
これも緑茶フレーバー、キウイ、オレンジの花、Violette。すがすがしく、エレガントなお味。
ヴェルサイユ宮殿での夜をイメージして飲んで見ましょう。うっとりさせてくれます。

第2位。続いても同じメーカーでDammann Frères 「Week end à Paris」これも名前だけで欲しくなってしまうお茶です。
ウーロン茶がベース、パリではウーロン茶を取り扱うお茶店が少し少ない気がしますので、これは重宝します。
アーモンド配合、この甘さがパリの街を連想させるのか、恋人と過ごすパリの週末といったところでしょうか。

今回一番面白い !!! と思ったのがこちら第三位・「Vin chaud 」
これは、Vin chaud、ホットワインを作るために必要なスパイスがティーバッグひとつになったもので、
約4分間温めた赤ワインに浸すだけというもの。これは便利 !! ビオのお店で入手したものです。

下がVin chaud、ホットワインです。私は実を言いますと、
妊娠を希望したときから、最近まで、「お酒を一滴も飲まない生活」を続けていたのですが、
子供もそろそろ3歳になりますので、「ちょっとのお酒」を解禁しました(笑)。
何から再開したかといいますと、このVin chaudと、大好きなシャンパン。
11月のボージョレ・ヌーボーも、カフェにてきりっと冷えたのを主人の兄と主人、私で楽しみました。
と言ってもグラス一杯だけでしたが・・・。

続いては第4位・「éléphant」というメーカーのハーブティー。このメーカーはフランスのハーブティー・お茶専門店です。
スーパーモノプリで偶然みつけましたがヒットです。最近発売されたシリーズみっつのうちから「LOVE」
愛のひと時のために。このメーカーのハーブティーはお味が濃いので、
一般の「お茶」のような感覚です。最後にピリッとくるのがスパイス類。
まさしく「愛の時」ソウル・メイトと一緒に飲みたい ?

第5位・ご存知、リプトン社のハーブティーですが、「BOOST」これはいいですね。
疲れ知らずでいられます。私は朝このハーブティーにレモンを絞ってのんでいます。
ビタミンB配合、緑茶がベースですっきりしたお味です。こちらもスーパー・モノプリで購入可能。

第6位・下はYOGI TEAというメーカーで、「énergie féminine」エネルジーフェミニン。
女性の活力を引き出すためのハーブ類とアンジェリカというせり科の植物配合。
この植物はドイツでは医薬品とうして認められているとか。

ほかにしょうがも入っています。しょうがは最も簡単に入手でき、薬効も大きい植物のひとつです。

第7位・「Chrismas tea」YOGI TEA
フランスにおいてはクリスマス時期になると各メーカーから「クリスマス・ティー」なるものが発売されます。
上記した「クスミ・ティー」では昨年のノエルには黄金のメタル容器に入ったお茶が発売されていました。
どのお茶も、ノエルのお菓子とよく合うように作られており、甘いお味です。
砂糖も合成甘味料も必要ないほど。
このお茶は、ビオのお店で購入したものです。

下はクスミ・ティー、ノエル時期に非常に売られていたお茶です。
私がkusmiのお茶を初めて買ったのは、「Detox/デトックス」という商品でしたが
そのお茶は次回にご紹介します。


以上、「ハーブティー・お茶」の話題は第二回に続きます。
次回、第二回にはパリのエレガントなお茶店のリストをおつけしますのでお楽しみに。

 

パリの日常エトセトラ。

パリガイド

こんにちは、麗ドラヴァレットです。

フランスでは昨年年末から年始にかけて非常な悪天候、二つの台風、
「Eleanor 」「Carmen」に襲われ死者、けが人の出る結果となり、
現在更に別の台風が近付きつつあります。

今年は世界的にも異常気象が続いていますね。
私はこのようなときには、自分自身の生き方や気持ちを更に引き締めて暮らします。

従ってこれら悪天候の中、年始は自宅で過ごす時間が長かったのですが、
今年の起業のための作品作りに加え、しばらく前に
雇っていた家政婦との契約を止めましたので、沢山の家事、
それに今後、子供の教育のために教師が自宅に来ますので、自宅の整理整頓、と大忙しでおります。
家政婦につきましては、きれいな仕事をしてくれる女性だったのですが、
色々と自宅の物が無くなるので契約を止め、別の人を探す予定です。

今日は、年末年始の悪天候を過ごしてきた後の貴重な青空が広がるお天気でしたので、
子供を近くの公園に連れてゆくことができました。
パリの多くの公園には、管理人が常駐しているほか、ポリスが見回りに立ち寄っていることも
多く、非常に安心して散歩でき、子供を遊ばせることもできます。
(なお、先日の台風の日には全ての公園が閉鎖されました。)

私の子供は2015年生まれで、来年9月からは l’école maternelle、幼稚園に入学します。
役所への登録が既に始まっていますので先日、私の住んでいるパリの区役所にランデヴーを取り、登録に行ってきました。

先日、10日にパリ市庁舎の前を通リかかりましたところ、
リヴォリ通リ/rue Rivoliの多くのブティックで「solde/ソルド」の文字を発見。
忙しさのあまりすっかり忘れていましたが、フランス恒例のソルド・バーゲンが始まっていました。

By erin (Flickr: Soldes at BHV!) [CC BY 2.0 (http://creativecommons.org/licenses/by/2.0)], via Wikimedia Commons

パリのショッピング通リと言いますとディオールやシャネルなどのブランド店が軒を連ねる
「モンテーニュ通リ」や「フォーブル・サントノーレ通リ」が有名ではないかと思いますが
このリヴォリ通リにも一大ショッピング通リがあります。
リヴォリ通りは、コンコルド広場から、マレ地区のサンポール駅までの長い通りで、
同じ通りが、サンポールにてサン アントワーヌ通りと名前が変わり、
バスティーユ広場までずっと続く、パリの右岸を東西に横切る通リです。


By Marcin Białek (Own work) [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], via Wikimedia Commons
私の友人はかつてこの通りに住んでいたそうですが、最高の眺めが得られたのでは・・・。
日本でも有名な「ZARA」や「H&M」「C&A」、「ETAIN」、「JENNIFER」「Mango」ランジェリーの「 Etam」
コスメのYVE ROCHERにセフォラ、とブティックが揃っています。

日本では知られていないかも知れませんが「Un jour d’ailleur・アンジュールダイユール」の店舗もあります。
このブランドは時折、綺麗なプリントの洋服やストールを出しているので注目しており、
よく16区のブティックをのぞいています。
フランスのシックなご家庭の娘さんたち御用達の「Caroll」のブティックもこの通りにあります。

Soldes, je vous aime. #soldes #caroll #carollparis #shopping #sales

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今まで一度もこの通リでショッピングをしたことがありませんでしたので、
今回ちょうど通リかかったことですし、普段着を買おう! と思い立ち、
「Mango」でセーターを買い、「Zara」でパンタロンを、
それに以前着物について記事を書いたときにご紹介した「Osyho」のお店でパジャマを買いました。

私は普段から「エレガントでフェミナンな」服ばかり買ってしまう傾向にあるのですが、
「普段着ぐらいちょっと冒険して、普段着ないタイプの服を買ってみてはどうか」との発想で
これまで買ったことのないタイプの服を買ってみました。
女性はみな、どなたも綺麗な洋服が好きだと思うのですが、私もモードと洋服があまりにも好きすぎて
どこの街に行っても洋服のブティックには必ず見入ってしまいます。
「これがフランスのモードなのだ」とひとつひとつのアイテムに目を
やると、センスも磨かれてゆくというものです。

その美しい組み合わせ・着こなしで、見る人をはっとさせるファッションセンスの女性も多いパリですから
パリでは各ブティックを、好き嫌いや、買う買わないという視点ではなく、
「センスを磨く」という視点で見てゆくとこれまでとは違った経験ができるのではないかな、
と最近は考えています。

先日12月5日にはフランス国民的大歌手・スターのジョニーハリデーさんがお亡くなりになり、
7日にはFrance Gallフランスギャルさんがお亡くなりになりました。
私はこと芸能界については、日本・フランス双方とも詳しくないほうなのですが、
France gallさんの曲たちには思い出があり、
現在のフランス人主人とと結婚後、2008年に初めて南仏の別荘に行った際に
義兄がフランスギャルさんの曲をずっと別荘で聴いており、
主人、私、更に一緒に滞在した友人たち全員で大合唱、
しまいには全員で「laisse tomber les filles leisse tomber les filles・・・」と歌いながらダンスまでしていたものです。
(邦題・ 娘たちにかまわないで/1964年/PHILIPS)

フランスという国は、ことロックに関しては難しい環境なのかも知れませんが
その中で素晴らしい曲を届けてくださったジョニーハリデーさんと
ポップで明るい数々の曲を残してくださったフランスギャルさんのご冥福をお祈り申し上げます。
下はフランスガールさんのお墓。モンマルトル墓地です。

Recueillement sur la tombe de #francegall et #michelberger

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次回の記事は「パリジェンヌ的美容生活・お茶編」です。
お楽しみに。

パリより、明けましておめでとうございます。

パリガイド

新年あけましておめでとうございます !

日本人・フランス人夫婦の我が家では昨日、家族全員が好きな寿司とシャンパンをいただき
静かに2017年最後の瞬間と2018年の幕開けを祝っておりました。

先日12月29日の記事で、「31日のシャンゼリゼと凱旋門におけるスペクタクルに出かける予定」と
お伝えしたのですが、現在フランスに暴風雨カルメンが到着しており、31日は午後の4時から強い雨が降り始め、
3歳に満たない子供を連れてシャンゼリゼへ行くのは真面目ではないと判断しましたので
外出を中止し自宅でスペクタクルのテレビ中継を見ました。

従って私自身の撮影した写真がありませんが、
ビデオを載せているサイトのリンクを貼っておきますのでどうぞお楽しみください。
http://www.bfmtv.com/mediaplayer/video/revivez-le-spectacle-du-nouvel-an-sur-les-champs-elysees-avec-bfmtv-1018687.html

今年2018年も、このブログにて私が心から愛するパリの日常とその魅力をお伝えしてゆきます。
私はパリの街を歩きながらよく、こんなことを考えます。
「今日、もし生まれて初めてこのパリの街に着いたのだとしたら、どのように感じるだろうか、
何をしたいだろうか。」
そう思いながらパリの街を改めて眺めると非常に強い幸福感に包まれます。

人間の人生についても同じことが言え、毎日毎日が新しく、初めての体験なのだと考えると、
この地球における暮らしを心から愛していこうと思えますね。

地球に暮らすすべての人々の躍進を強く考えています。
みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。