フランス国王・フランソワ一世とレオナルド・ダ・ヴィンチ、その歴史・アンボワーズ城 

フランス国内・魅力の旅行。

フランス国王・フランソワ一世とレオナルド・ダ・ヴィンチ、その歴史・アンボワーズ城 

こんにちは。麗です。
本日は、フランス中にある「宝玉」のような城たちの中から
フランス中央部、ロワール河のそばにある「アンボワーズ城」のお話をしたいと思います。
私がこの城を知ったきっかけはフランスで発行されている城に関する雑誌を読んでいたためです。
この地球上に、レオナルドダヴィンチとフランソワ1世の生きた道を知ることの出来る城が今も
存在するとは・・・と感動し、訪ねたくてしかたがなかったのです。
従って、初めてアンボワーズに到着して城が見えてきたときには、
嬉しさのあまり心の中で子供のように喜んでいました。

アンボワーズ城の歴史
アンボワーズ城(Château d’Amboise)は、数多くの城が点在することで知られるフランスのロワール渓谷、
アンボワーズAmboiseの街にある城です。元々は中世に建設された古い要塞であったというこの城、
1431年シャルル7世の時代にに当時の領主の所有から、王家の所有となっています。
以降、ルイ11世、シャルル8世、フランソワ1世、アンリ2世まで、
全てのヴァロワ朝の国王がこのアンボワーズ城に滞在しています。

この城は、ロワール渓谷においてイタリア様式が取り入れられた最初の建築物です。
このアンボワーズで生まれたシャルル8世により、城の中庭にあるサン・テュベール礼拝堂と王と王妃の住居棟、
さらに二つの騎兵等塔の建設が命じられ、更にフランソワ1世とその息子アンリ2世によって
イタリア様式が取り入れられ増築が進められました。

フランスでは(時代は違いますが)太陽王と呼ばれたルイ14世と並んで
人気の高いフランソワ1世は有名な話ですがルネッサンス芸術の庇護者となり、
「フランス・ルネッサンスの父」と呼ばれるようになりました。
海外から数多くの知識人や貴族、芸術家をフランスに招聘しており、
レオナルド・ダ・ヴィンチ(仏・レオナールドヴァンシ)もそのひとりで1516年に招聘され、
3枚の絵「モナ・リザ」、「聖アンナと聖母子」、「洗礼者聖ヨハネ」を持って来たといわれています。

フランソワ1世が「我が父」と呼んでいたというレオナルド・ダ・ヴィンチは
アンボワーズ城から数百メートル先に在るクルー(クロリュッセ城)をあてがわれ
宮廷における祭典の計画や建築の仕事に携わり、1519年にこの世を去るまで、
その生涯の最後の3年間をこの地で過ごしました。
なお、レオナルド・ダ・ヴィンチの墓はこのアンボワーズ城内、サン・テュベール(聖ユベール)礼拝堂にあります。

その持つ歴史の上から見ても、フランスの宝の中の「宝」と言っても言い過ぎではないこの城を
写真と共に見てゆきましょう。

Credit:photo Par Christophe.Finot [CC BY-SA 2.5 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/2.5)], de Wikimedia Commons

なお、今後私が発信するフォトギャラリーは「Les ailes de l’âmeレゼールドラーム/魂の翼」というタイトルでお送りします。
タイトルの由来は私の願いから来ています。

私は自分自身が最も愛する街のひとつ、「パリ」に住んでいますが
地球に住まう全ての人々が、この地球の暮らしを楽しみ、各自が自身の人生を愛し、
更に意識と思考、行動を変えてゆくことによって「魂の望みを実現させる」
ことができる様に、そしてこの美しい地球を更に素晴らしい場所に進化させ、
誰もが地球生活を快適に過ごせるように、との願いです。
そのためにスピリチュアルな話をもうけ意識、思考、行動の話を載せています。
私自身も今後、自分の魂の持つ望みと自身の魂の仕事を実現させてゆきますので、その思いもこめて。

フランスの城をご紹介する記事に関しましては、今後、シュノンソー城、フォンテンヌブロー、
ブロワ、シャンボール・・・と次々ご紹介してゆきます。

アンボワーズへのアクセス方法は記事の最後におつけしますが、
写真は、アンボワーズ駅から歩いてゆくという形で旅を始めたいと思います。
駅に降り立ったところでは城は見えません。住宅街の中を数分歩きます。
下がアンボワーズ駅、小さな駅ですが、もちろん中に人がおられますので城までの行き方を聞くといいと思います。
写真をクリックしていただくと拡大させることができます。

住宅街を抜けると、このように城が見えてきます。中州といくつかの住宅も見えます。

中州部分で綺麗なお宅を見つけました。
城の前でロワール河が二つに分かれています。中州があるためです。中州はL’île d’orという名前です。
中州部分を過ぎると城が更に近くなってきます。写真はクリックしていただければ拡大させられます。

城を真下から見たところ。これは、サン・テュベール礼拝堂の一部。

城を別の角度から見たところ。城は年代を追って計画的取り壊しにあい、かつての5分の1しか残っていないといいますが、現行の城だけでも一見の価値があります。
ご存知ですか、城の維持・管理・修理には多くの経費がかかる上に、今日では装飾部分を担当する職人の数が少ないと言います。
こうやって、古い時代の城が現存するというだけで既に幸せなことなのです。

中庭から撮影。奥にレオナルドダヴィンチの像が見えます。

レオナルドダヴィンチ像。
中庭。サンテュベール礼拝堂。この中にレオナルドダヴィンチの墓があります。


photo via http://www.chateau-amboise.com/     La-chapelle-Saint-Hubert-et-la-tombe-de-Léonard-de-Vinci-4

下の写真は城から町を見下ろしたところ、のちほど、この通りにあるレストランなどをご紹介します。

城からの眺め。先ほど渡ってきた、ロワール河です。王たちの歴史、ひいてはフランスの歴史を見守ってきた、重要な河です。

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