今も薫る、レオナルドダヴィンチの叡智の全て/終の住まい・クロリュセ城・アンボワーズ。Le Château du Clos Lucé

フランス国内・魅力の旅行。

今も薫る、レオナルドダヴィンチの叡智の全て/ 終の住まい・クロ・リュッセ城・アンボワーズ。

先日のアンボワーズ城に続き、本日も同じ土地アンボワーズ/Amboiseですが
今日は先日のアンボワーズ城から約400メートル離れた場所に建ち、
アンボワーズ城と地下道で繋がっていると言われている、Le Château du Clos Lucé/クロ・リュッセ城を見てゆきます。
この城はかつてクルーの館と呼ばれていました。
12世紀の基礎の上に当時の国王、ルイ11世の給仕長であったエチエンヌルルーにより1471年に建設されました。
1490年7月にシャルル8世の所有となり、それ以降二世紀にわたり、
王室の夏の別荘として使われていました。のちに当時の国王であったフランソワ1世が
レオナルドダヴィンチをイタリアから招聘した際に、住居として提供したものです。

総面積7ヘクタールある、緑美しい庭の中に建つ
この城にはレオナルドダヴィンチの暮らした部屋や彼のキッチン、サロンが公開されているほか、
レオナルドダヴィンチの残した数々の発明デッサンを元に、IBMが再現した40の模型が展示されています。
また、各部屋の壁にはレオナルドの残した数々の「名言」がパネルとして飾られています。

レオナルドダヴィンチの生きた道を、その天才を、その叡智の全てを
見せる「博物館」「美術館」としての機能を強く果たす
この城の存在を知ったときから、私はこの城へどうしても行きたいと思っていましたので
初めて到着したときの感動といったら、まるで「天国」に到着したかのようでした。
強い感動と共に「生まれてきて良かった」とまで思ったほどです。
この世というのは、悪いものではない、誰もが楽しんで生きられるのだ。
私たちには、「美しさ」や「人生の楽しみ」を追求するだけの価値がある。
私たちは人間なのだ。地球を愛して、もっと良くするために生まれてきた、偉大で価値のある「人間」なのだ。

それほどまでに強い感動を与えることの出来るこの城、特筆すべきはその「庭の緑の美しさ」です。
一部はレオナルドの時代から変更されていないという庭の中にも、
レオナルドダヴィンチが残した発明のデッサンを元に再現された大型の模型が20点配置されており、
夏季には彼ののこした絵画を元にした大型パネルが木々に飾られます。
レオナルドのデッサンパネルと共に。

私はこの庭に立つなり、非常に驚きました。
もちろん、城もそうなんですが、非常に純粋で、強力なエネルギーが流れているのです。
「なんというエネルギー !! これこそが、レオナルドの持っていた叡智のエネルギーなのだ、
彼の叡智の源でもあるのだ」と感動を覚えました。

地球にこのような美しい城があるとは。
レオナルドダヴィンチの叡智を今も保管する城、
今も感じられる強いエネルギー。
この城は、フランスの宝の中の宝、いえ、それどころではありません、
ここは地球上の宝です !!

レオナルドダヴィンチという人の天才は、多く勉学しているだけでなく
深い内省というのか、熟慮から来ているものでしょうが、
「我々の知識は全て我々の感性に由来する」と言っていたというダヴィンチ、
この庭で空を眺めながら「宇宙の叡智」に繋がっていたのではないか・・・と私は個人的に思っています。
ダヴィンチは亡くなる前に「(この世の)君主、創り主、支配者である神に魂を捧げる」と誓っています。
下の写真、クロリュッセから眺めるアンボワーズ城です。手前にピントが合ってしまっているので掲載しようか
迷ったのですが、この風景は一枚しかありませんのであえて掲載します。
レオナルドダヴィンチの残したデッサンにも、クロリュッセから眺めたアンボワーズ城の風景があります。
この城では夏季になると夜間に行われるイベントがあるのですが、ライトアップされたイベントはこの城の前に椅子を置いて行われます。
(イベントはクロリュッセ全体を使って行われますので、城前ではイベントの一部の間になります)。
By Ceridwen [CC BY-SA 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0)], from Wikimedia Commons
クロリュッセ正面。
城裏手。
レオナルドダヴィンチの使用していた寝室。いつ訪ねても百合の花が飾られています。
By Château du Clos Lucé / Léonard de Serres [CC BY-SA 4.0 (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)], from Wikimedia Commons
クロリュッセ城内にある、フランソワ1世銅像。
アンボワーズ城とクロリュッセは地下道で繋がっていると言われており
フランソワ1世はその地下道を通ってダヴィンチに会いに行っていたとか。ダヴィンチは城内にあるルネッサンス様式の大広間でフランソワ1世を迎えていました。
菜食主義であったというレオナルドダヴィンチの厨房の一部。料理人、マトゥリーナが働いていました。
レオナルドの遺言により、彼女にも衣類の贈与がありました。この写真は写りが悪いので掲載しようか迷ったのですが記念として。

アンボワーズの町のレストランは質のいい料理を出すところが多く、どこでも安心しておられますが、
アンボワーズには優れたレストランが何件もありますが、最も注目したいレストランはこのクロリュッセにあります。
下がそのレストランで、「L’auberge du prieuré 」。オーベルジュ・ドュ・プリューレ。レストランの看板。ルネッサンス時代にタイムスリップしたかのよう。


シャトー内のいたるところに、レオナルドダヴィンチの残した名言たちがパネルとして残されています。

シャトー地下。 レオナルドダヴィンチはエンジニアとしての才能も持っていました。
地下の4つの展示屋はレオナルドダヴィンチの発明品、デッサンを元にIBMが製作した兵器や機械類が展示されています。これらの機械類は当時の木材が使われているのだとか。
土木、軍事、機械学、光学、水力学、そして航空力学、彼の発明の数々です。下の機械については庭に大型も展示されています。

庭にあるヘリコプター。
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今も薫る、レオナルドダヴィンチの叡智の全て/終の住まい・クロリュセ城・アンボワーズ。Le Château du Clos Lucé」への2件のフィードバック

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