今年のボジョレ・ヌーヴォーがやってくるよ ! 11月15日解禁。
Beaujolais Nouveau /un superbe millesime 2018 en Beaujolais
パリのデパートのショーウインドー、ノエルのデコラシオンが始まりました。
毎年、ノエルの時期になると注目を集めるのが
オスマン通りのデパート、ギャルリーラファイエットとプランタンのショーウインドーです。
私と私の母2人でパリを旅したときに、私ほ母はこれらショーウインドーのデコレーションを見て
あまりの美しさと精巧さに感動し、
「このシューウインドーを見ただけでも、パリという街の美しさがわかる」と言っていましたが
そのノエルのショーウインドーのデコレーションが今年も始まりました。
(昨年にはプランタンでの除幕・点灯式に女優の二コールキッドマンさんが来られたことを記事にしましたね。)
今年のデコレーションの除幕・点灯式はギャルリーラファイエットが11月7日、
アメリカの女優・Jessica Chastain(ジェシカ・チャスタン)さんを招いて行われ、
お隣のプランタンデパートの除幕式は11月8日、フランスの女優・Laëtitia Casta(レティシィア・カスタ)さんを招いて行われました。
私も見に行ってきましたので、少し写真をお届けします。
ノエルのショーウインドーの写真は「フランスのノエルとそのショーウインドー」という記事を
近日公開しますので今日は、チラ見せだけになります。
本日は間もなく11月15日に解禁される、ボジョレ・ヌーヴォーのお話です。
Beaujoulais Nouveau(ボージョレ・ヌーヴォーって何?
毎年、11月の第三木曜日にボジョレー・ヌーヴォーが解禁されます。
今年は間もなく、11月15日が解禁日。
ボジョレー・ヌーボーとはフランス・ブルゴーニュ地方で造られるワインで、その年に
収穫されたガメイというブドウの品種をその年に仕んで仕上げた
新鮮な「新種=Nouveau(ヌーヴォー)」のこと。
ボジョレの古都、Beaujeu(ボージュー)の街では、間もなく14日から5日間に渡って、
ボジョレ地方最大のフェスティバル、「サルマンテル(Sarmentelles)祭」が開催されます。
このフェスティバルが初めて開催されたのが1989年のこと。今年は30年にあたり、
30周年を記念する5日間の大きなフェスティバルが開催されます。
今年は通年よりも更に多く、400人ものボランティアの人々がこのプロジェトに関わっているとか。
11月の第三木曜日午前0時、光と音と共に、
ボジョレ・ヌーヴォー解禁を祝うセレモニーが始まります。
松明を手に、炎と光のパレードでの幕開け、馬車による街巡り、カーヴでの試飲・・・
世界各国からボジョレワイン愛好家たちが集う、世界が注目する華やかなお祭りです。
プログラムへリンクを貼っておきます。楽しそうですね。
http://www.sarmentelles.com/img/cms/documents/2018/Sarmentelles%20Programme%202018.pdf
下の写真がこの地方。自然豊かな、美しい地方です。
ボージョレヌーボーワイン委員会は10月1日に発表したプレス・リリースで、今年のワインについて
「2018年のヴィンテージは、2017年、2015年、
そして2019年のそれらと同じく珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう。」と言っています。
ボージョレ・ヌーボーワイン委員会のサイトのリンクを張っておきますが、フランス語ですので、
一部を訳してここに載せておきたいと思います。
ボージョレワイン委員会サイト: https://www.lesdomainesquimontent.com/un-superbe-millesime-2018-en-beaujolais
「芳醇で美味な、時にしなやかでときに複雑な味わい。」
「収穫が終わるとすぐに、当地では北から南へ、カーヴからカーヴへと、
熱狂と賞賛の声が駆け巡りました。
2018年のヴィンテージは、2017年、2015年、そして2019年の
それらと同じく珠玉のヴィンテージとして歴史に刻まれるでしょう。」
「成熟の条件は理想的なものでした。天候の上では全くの問題がなく、日照と暑さに恵まれ、果実はゆっくりと順調に熟してゆき、
春に蓄えられた水分を引き出しながら、ブドウ樹は全般的に乾燥に苦しむことはありませんでした。
収穫されたぶどうの衛生状態は素晴らしい衛生状態で、
熟練の生産者たちによって収穫が開始されるまで良い状態を保たれ、
9月の暑さと日照の恩恵を最大限に享受して健全で糖分が高く、よく凝縮したブドウを収穫することができました。」
Sicarexシカレックス(ボジョレーのぶどう栽培・醸造研究所)のディレクターである、
Bertrand Chatelet(ベルトラン・シャトレ)氏は2018年のボジョレーについて次のようにおっしゃっています。
「ビロードのような口当たりです。ワインは長い浸漬により色とストラクチュアが抽出されています。
円みがあって絹のようですが、オイリーで凝縮してもいます。タンニンは繊細でエレガントです。」
楽しみにしたい今年のボージョレ・ヌーボーですが、おすすめのボージョレ・ヌーボーといえば
この地方の「ボージョレ・ヌーボー」ワインを世界的にした第一人者であられる
ジョルジュ・ デュブッフ(George DUBOEUF)氏がお造りになるボージョレ・ヌーボーが有名です。
このGeorge DUBOEUF氏は、ボージョレ地方のマコン地区出身の醸造家で、ボージョレワインを世界的にした第一人者。
5歳からブドウの収穫を手伝われ、19歳から家業のブドウ農園の経営に専念されておられます。
公式HPはこちら・・・:http://www.duboeuf.com/
インスタグラムからお写真を拝借します。
Copyright.georgesduboeufofficiel
間もなく、本当に間もなく解禁のボージョレ・ヌーボー。今年は素晴らしいお味を楽しめそうですね。
昨年、私たちは、カフェできりりと冷えたボージョレを楽しみましたが、
今年もどこかで、主人と主人の家族と一緒に楽しむ予定です。
もちろん、上に挙げたジョルジュ デュブッフ氏のおつくりになるボージョレ・ヌーボーも買いに行きます。
ボージョレ・ヌーボーは毎年、50%近くを日本に輸出しているそうで、
日本でも沢山の方々が楽しみに待っておられることと思います。
おいしいフランスワインと共に、楽しい一日をお送りください。