ヴォー・ル・ヴィーコント城で過ごす年に1度のフェスティバル、偉大なる世紀の日。Château de Vaux-le-Vicomte/Journée de grand siècle

パリガイド

今日はまず、先日6月7日の記事でお伝えしたフランス文化省主催の春のイベント、
庭園で待ち合わせ(Rendez-vous aux jardins/ランデヴー・オー・ジャルダン)の写真からお届けします。
今年のバガテル公園のバラ、それにチュルリー公園にて行われていたイベント、
「Jardins Jardin」においてはシャネルがその温室を公開していて多くの人々が
列をなしていました。
これらの写真は近日中に記事にしますので、お待ちください。


Copyright:@jardinsjardin

ここからは本日の本題、「ヴォー・ル・ヴィーコント城で過ごす年に1度のフェスティバル、偉大なる世紀の日」です。
ヴォー・ル・ヴィーコント城で過ごす年に1度のフェスティバル、偉大なる世紀の日。
Château de Vaux-le-Vicomte(ヴォー・ル・ヴィーコント城)はパリから東南へ車で約1時間、
郊外電車で約45分、Maincyに位置するフランスを代表する城です。
ルイ14世の大蔵卿であったニコラ・フーケ(Nicolas Fouquet)は、この城を建築した17世紀、
当時最高の芸術家たちを招いて建築にあたらせ、
この城はヴェルサイユ宮殿のモデルとなったことで知られています。
この城について記事にするのは今回2度目になります。
昨年のノエルの時期にこの城を訪ねた際の記事へと、、あずはリンクを貼っておきます。

ヴォー=ル=ヴィコント城のフランスで一番豪華なクリスマス/ノエル。Vaux le vicomte fête Noël

この城では年に1度、「偉大なる世紀の日」と題したイベントが開催されます。
この城と、その美しい庭、ルイ14世の庭師として知られる、アンドレ・ル・ノートル
(André Le Nôtre)によってデザインされた庭を舞台に、
17世紀の豪華な雰囲気を再現することを目的とするこのイベントでは、
当時の衣装を纏った人々が集まり、城での一日を楽しみます。
城ではバロックダンス・ハープコンサート・馬車による庭内一周などが楽しめ、さらに
当時の衣装を纏った人々の中から、一般観衆によって選出された
「より美しい衣装」のファッション・ショーが開催されます。


当時の衣装を纏った人々が続々と集まってきます。

実は私の最も「理想」とする時代がこれらの城や衣装や、馬車に乗る暮らしなのですが、
それらを全て体験できるのがこのイベントです。
女性の暮らしからコルセットをはずしたのがマドマゼル・シャネルであることは知られていますが
これらの世紀の衣装も優雅で麗しいと思います。
ただし、毎日この衣装となると女性の社会進出には難しい。
この「偉大なる世紀の日」のイベントが行われた6月2日は猛暑でした。
コルセットと重い衣装を纏っておられたみなさま、お疲れ様でした。
城内どこを向いても当時の豪華さを体験できます。

この城は馬車の素晴らしいコレクションを持っています。
このブログでご紹介する写真はほんの一部、機会があれば馬車の写真も公開します。

これは絵になる風景、


これより次ページへ参ります。

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