永遠の貴婦人・ノートルダム大聖堂とそのマルシェ・ド・ノエル。

パリガイド

こんにちは、麗です。
みなさま、楽しいノエルをお過ごしになられましたか。
今日はまず、ちょっとノエルの写真を載せたいと思います。
我が家のクリスマスデコレーション。

下は、先日ルーブル美術館で撮影したデコレーション。
先日、ルーブル美術館で行われている「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」へ行ってきました。
近日中に「ルーブル美術館1日探索」という記事を上げます。

永遠の貴婦人・ノートルダム大聖堂とそのマルシェ・ド・ノエル。


4月15日に発生したノートルダム大聖堂の火災に、フランス国民が涙を流し、
世界中が衝撃を受けた2019年。
大聖堂は屋根や尖塔が崩落したものの主要部分が火災から免れました。

カトリック教会ではありますが、宗教に関係なく、世界の多くの人々の心のより所であるばかりでなく
当然のことながらユネスコの世界遺産として、フランスの重要建築物として、このパリの歴史をずっと見守ってきたノートルダム。

このノートルダム大聖堂では、2011年3月11日に発生した東日本大震災の地震犠牲者のための
追悼ミサを実施してくださり、私も参列して祈りを捧げていました。

エマニュエル・マクロン仏大統領は
国営テレビで「大聖堂をさらに美しく再建する。5年以内に完成させたい」と表明され
2024年にこのパリで開催されるパリ五輪に間に合うようにと、再建完了を目指しておられます。

2020年末に建物の安全確認が終了し、建築家らが大聖堂の再建築に取り掛かる予定で
再建工事自体の着工は2021年になる見込みだとのことです。

火災後、多くの個人や企業、特にフランスの有名大企業が、大聖堂再建のために
多額の寄付を申し出ておられ、
公式サイトで再建高次のための寄付を呼びかけておられます。

Donner

ノエルのこの時期、本来ならば大聖堂にはクレッシュが飾られ、
ノエルのミサが行われている頃ですが、今年はノエルのミサが開催されませんでした。
180年ぶりの非開催とのことだそうです。

火災後、ずっと閉鎖されたままのノートルダムですが
毎年近くの公園ではクリスマスマーケットが行われており、
ノートルダムを眺めながら、楽しい時間を過ごすことができます。
今回、このマーケットへでかけてきましたので写真を公開します。

ノートルダム寺院から道を渡ったスクエアにできる市場です。
ラクレット入りのサンドイッチやホット・ワインなどの食べ物の他には、職人さんのアートな作品や手作り品や工芸品も売っています。

このマルシェ、ノートルダムの横にあるスクエア(公園)で行われ、大聖堂を眺めながらお買い物が出来ます。

職人仕事な、アートなろうそくいれを販売しているお店を発見。

現在のノートルダム全体写真。

ノートルダムの建物の前にあるテントはいずれも、再建工事のためのものです。

この記事を持って今年最後のブログ更新とさせていただき、
年の瀬のご挨拶をさせていただきます。
今年は私、麗のブログをご愛顧いただきましてありがとうございました。
来年も宜しくお願いします。
1月1日にはまた記事をあげる予定でおりますので、どうぞまた、遊びにいらしてください。

みなさまに全ての可能性が開かれていますように。

メリークリスマス・Joyeux Noël !(ジュワイユーノエル)最近のフランス事情。

パリガイド

メリークリスマス・Joyeux Noël !(ジュワイユーノエル)最近のフランス事情。

下の写真はショッピング・センター「Beaugrenelle(ボーグルネル)」に大きなmontgolfière(モンゴルフィエール=気球)がやってきました。
1783年にモンゴルフィエ兄弟が気球の公開飛行に成功してから、236年。
モンゴルフィエ兄弟に見せたいですね。

こんにちは。麗です。

今日はノエルの写真と共に、「最近のフランス事情」や私が思ったことを書きます。

先日の記事にも書いたのですが、私はしばらく前に気管支炎を患って
しばらく寝込んでおりました。
実を言いますと、高熱が出てうんうんいいながら私が考えていたことといえば
こんなに大切な時期に病気になるなんて・・・」という自分自身の苛立ちでした。

家族で過ごすノエルの準備、ノエル直後に出発する旅行の準備、
それに91歳になってから、健康状態に大きな翳りを見せ始めた義父のために
法定管理人となった私たちが、義父のためにしている大事なお世話・・・
非常に多くの仕事を抱えている中での私の急な高熱に、イラーッとしていたわけです。

抗生物質のお陰で熱が下がり始めてから、
私は静かにベッドに横になりながら人間の感情を光に返す
「光のワーク」を行っていました。

これはノートに人間の感情を書き出し、その感情がどのような「現実」を連れてくるかと
探し出して熟考し、その感情を手放して光に戻す作業で、
スクラップ・ブックを作るのが趣味だった私が30年ほど前に始めた
ノート・ワークです。(ノートワークについてはまた別の機会に書きます。)

すると、ちょっと不思議なことが起き始めて、
体が光で満ちてきまして「ゆっくり休ませていただけて有難い」と思うようになってきました。

更にその後に、瞑想をしていたところ・・・・3日目に何が起きたのか知りませんが
突如「大覚醒」してしまいました。
生きていることが楽しくて楽しくて仕方ない、という状態になってきました。
現実はなにも変わっていませんが・・・(笑)
病気してよかった !!
この時期、体調を崩されるかたも多いかと思いますが、病気はゆっくり休養
せよ、休むといいことがあるよ、のサインです。

さて、ノエルも明日へと迫り、私たち家族もノエルのディネ(ディナー)の仕度で大忙しです。
ディナーだけでなく、シャンパンやチョコレートの注文も済ませて、
本日すべてが到着し、ようやく一息つきました。

お世話になったかたがたにシャンパンとお子レートのセットを届け、
私の子供には、通っている教育機関でのパーティーに
サンタクロースの服装をさせてお菓子の詰め合わせを持たせて
送り出したところ、大好評だったそうです。

今年はRuinart(ルイナール)というメゾンのシャンパンと、
フランスの伝統的な一品である「ブーダン・ブラン」とフォアグラをいただくことになりました。
当初ジビエをいただく予定だったのが、義兄の意見でブーダン・ブランとなりました。

我が家では子供が生まれてから、毎年息子と「Le Père Noël(サンタクロース)」
との写真を撮りにデパートやトイ・ショップへと
出かけていたのですが、今年はまだ撮影に行っていませんので、近日中に行く予定です。

下はショッピング・センター「Beaugrenelle(ボーグルネル)」の地下でここにサンタクロースがやってきます。


サンタクロースと共に写真を撮影したいというかたは、
ギャルリー・ラファイエットやプランタンなどのデパート、
大型ショッピング・モールなどがその機会を設けておられます。
パリではないのですが、シャンボール城でもサンタと共に写真を撮影することが出来ます。
私たちも、シャンボールへ行く予定ですが、
今回のストライキの影響がありますので、当日までわかりません。

フランスのストライキにつきましては、今日で19日目ですが、まだ解決に至っていません。
今回のストライキは1995年の3週間に渡った大規模なストライキと比較されますが
今回のストライキにおいては、1月9日にも既に次の大規模なデモ行進が予定されていることもあり、
更に長引くことでしょう。

パリの街に出ると強く感じられるのが「閉塞感」のエネルギーです。
私のほうで、現在このエネルギーの浄化を行っています。

今はひとりひとりが「自分に集中する」時代です。
他人軸になって、感情や国のありかたに振り回されることなく
自分軸になって、自分自身が自分のリーダーになって考え、
責任を持って生きてゆきたいと、そのような進化の道を選びたいと願っています。

今回のストライキもそのような進化の一部であってくれればいいのですが。

私たちは今年のノエルを、パリではない遠くの街で、これまで見たことのないノエルを過ごす予定で
10月には既にTGVのチケットを買っていました。
幸い、私たちが乗る予定のこれらTGVは運行がほぼ確約されているようですが
出発するか否かは直前に決めようと考えています。
このブログでまた記事にしたいと思います。

 

下の写真。BHVから市庁舎を撮影したもの。

ではみなさまに、Joyeux Noël !

 

以下、ボーグルネルで開催されたノエルのスペクタクルの写真です。


下はルーブル美術館へ行った際に撮影したものです。

下、パリ市庁舎。

フランス・ファッション考察。ファッションは偉大なアートだ。

パリガイド

フランス・ファッション考察。ファッションは偉大なアートだ。

これから私のブログでは、私が常日頃楽しんでいるファッションライフについても記事を書き、
私のファッション写真も公開してゆこうと思います。

世界の多くの女性たちと同じように
私も幼い頃からファッションが大好きで、「美しく装う」ということを楽しんでいます。
ファッションは美しいアートです。

私のファッション遍歴といえば、高校のときにジュンコ・シマダ、19歳でコムサ・デ・モード、
同じ時期にコムデ・ギャルソン、
21歳で初めてのシャネル・スーツを着ました。

現在はパリジェンヌ的に「メランジェ・スタイル」を楽しんでいます。
その名の通り様々なブランドを混ぜることですが
パリジェンヌ たちはこれが大の得意。
彼女たちの色彩感覚は非常に優れたものがあって
今日のファッションを決める際の「全体の色あわせ」の美しさは感嘆すべきものがあります。

なお、彼女たちの色彩感覚はパリの色彩感覚で、パリの街特有のものです。
例えば大阪のファッションのカラフルさを好む女性が
パリに来たら、「パリジェンヌはベージュばかり着ている」という印象を抱くかも知れませんが
パリにはパリの、大阪には大阪の、東京には東京の、更には
サントロペなどの南仏の街にはサントロペのファッションがあり
多くは、「その街」とその場所の「自然」全体の色彩に影響されていますし、
各国にはその国特有の「伝統色」もあります。
フランスの伝統色を知りたい場合にはグーグルで検索をかけてみてください。
日本のかたが書かれている非常に美しいサイトを見つけることが出来ます。

私はサイキックのひとりです。
サイキック能力が高く、それを仕事としている人、
やスピリチュアル教師の中にはファッションを楽しむ人々に対して
外見ばかり取り繕う人間であるとして
批判する人もいることを知っていますがそれは「ファッションを楽しむ」=「外見ばかり取り繕う」=
「中身がない」という偏見から来ているもので、更にそれを批判すると言う行為は、
その人物(スピリチュアル教師)自身の内部のエゴが投影されたものです。
事実は逆で、中身があるからアートを愛するのです。
(まあ、人間の全ての欲をわがままや知性の欠如として取り扱うのでしたら
中身がないと感じるのかも知れませんが・・・。)

平和を望んでいるのに実際には戦争をしているようなもので
「あの人はレスペクトが足りない」「あの人はここが間違っている」などと批判し
外部に意識を向けていることが、これまで地球に分離や闘争の意識を与え、
その意識が、地球に多くの不幸を作りだしてきました。

今、私たち人類はそのような分離・闘争の意識から卒業するときが来ています。
人間の魂は本来「愛」なのだと、偉大なのだと知り、深く感じてみてください。
ここで繰り返してはっきりいいますが、ファッションはアートです。

私はアートが好きだし美しいものを愛します。
私が「パリ」を自身の魂の在り処として選んだのはアートが好きだからです。
子供の頃にはステンドグラスを習い、ハーブを作り、
料理を始めていましたし、大人になってからは油絵を描き、これはまだ販売を開始してはいませんが
レジンによるアクセサリー作りも私の仕事です。
(このうち、油絵については、パリに来て多くの美術館で世界の巨匠の作品を鑑賞し
「これはだめだ」と筆を折りました。涙)

今年の夏にはカンヌで国際花火大会を楽しんできました。
これら全ては地球のアートです。

フランスの女性に話を戻しますと、
フランスの女性たちは、パリジェンヌたちは
いくつになっても、50歳になっても、60歳になっても「おばさん」とはとても呼べないような
スタイルとファッションセンスを持つ人々がいます。
もちろん、誰もが毎日100%完璧に着こなしているわけではないでしょうし
パリへ来られた方々は、場所によっては通行人たちが皆、地味で「フランス人たちは想像していたより地味」
と思われるかも知れませんがそのような場合には高級ブランドのあるストリートへお出かけください。

どんなに年齢を経ても、ファッションというアートを愛するこころ。
それを私たちは学びたいと思います。
今は人々が自由にこの地球を行き来し、その生き様を発信する時代です。

誰もが、「自分自身の存在がアート」と思えるくらい
ファッションを楽しみ、自分を磨き、自分を高める努力をし、
この地球の暮らしを楽しんでゆく時代だと思います。

あなたもこのアートを地球で楽しんでください。

私はこのパリという街、世界中から人々がやって来て
思い思いの美しいファッションを楽しんでいる、-時には
それは彼女たちの民族衣装だったりもする-
このパリという街をこの上なく愛しています。

今回の画像は全てpixabayからお借りしたものです。
今後、私自身の写真と差し替えていきます。

ヴェルサイユを楽しみつくす。第二回。馬車で巡るヴェルサイユの蒼い夜・ノエル。Noël en Calèche à Versailles

パリガイド, フランス国内・魅力の旅行。

こんにちは。麗です。
またまたブログの更新が滞ってしまいました。ごめんなさい。
この間、麗が何をしていたかと申しますと、気管支炎を患い、寝込んでおりました。

私の子供が通っている幼稚園で病気のお子さんが出て
それを子供がもらってくる、そして、次にパパが調子悪くなる、
そして最後には私も・・・
私の4歳の子供が保育園・幼稚園に通うようになってから
このようなケースが出てきましたので、
だからこそインフルエンザ・ワクチンをシーズンはじめに接種したりと予防しているのですが
今回は防ぎきれませんでした。
突然の高熱と咳で「肺炎」さえも疑われていたのですが
幸い肺炎にまでは至っておらず、抗生物質を飲んで完治させました。
従ってブログを再開します。

この時期、体調を崩される方もおられると思いますが
「こんな病気になって・・・」とベッドに横になっているよりも
「好きなだけ休む時間をいただけた」と考えてゆっくりしてみてください。
私は楽になると読書・瞑想をして意識をより良いものに変える工夫をしています。

フランスは今月5日から大規模なストライキに突入しています。

フランス国鉄(SNCF)とパリ交通公団(RATP)が
政府の打ち出す年金制度改革に反対する無期限スト・デモを予定していたところに
フランス電力会社(EDF)・警察・教員・
公務員・病院などの労動組合・郵便局などが次々と参加を表明し、(一部は以前からストライキ中)
5日からフランス全土でスト・並びにデモ行進が始まったものです。

内務省発表によると、本日10日にはフランス全土で339.000 もの人々がデモ行進を行ったとか。
(労組発表では806.000 )
明日11日にはフランス首相エドゥアール・フィリップ氏と労組の会談が行われ
首相から国民に向けての演説も予定されています。
どのような展開になってゆくのでしょうか。
私のブログでは、あまり政治の話を載せませんが
何かお伝えできることがあれば掲載したいと思います。

ヴェルサイユを楽しみつくす。第二回。馬車で巡るヴェルサイユの蒼いノエル。

ヴェルサイユを楽しみつくす・第一回で、ヴェルサイユの市内を走る馬車について
お伝えしましたが、今日、ようやく第二回にてこの馬車について公開します。
ヴェルサイユのノエルの街を馬車で走る、この上ないロマンチックな小旅行です。
チケットはツーリスト・オフィスで購入可能。今月27日の31日の二回開催です。

https://www.versailles-tourisme.com/vivez-la-feerie-de-noel-en-caleche.html

下、ノエルのヴェルサイユ宮殿。


馬車はツーリスト・オフィス前からの出発になります。

では出発、私が乗った馬車ではコメントつきで、行く先々で説明がありました。なお、コメントは全てフランス語です。

場所の説明・建物の説明は今後、更に詳しく付け加えさせてください。ノエルのデコレーションで美しく彩られたヴェルサイユの夜。

タイトルを「ヴェルサイユの蒼い夜」としたのは馬車に施されたデコレーション
も街中のデコレーションも青だったのが理由ですが、私は個人的にノエルの電燈は青と金が好きです。

下:ヴェルサイユにある伝統のテアトルも美しく。
このテアトル「Théâtre Montansier」は18世紀建築。1777年11月18日の開会式にはルイ16世とその王妃・マリーアントワネットが出席。
アドレス: 13 Rue des Réservoirs, 78000 Versailles

街を行く人々から注目の的だった馬車。

ヴェルサイユの教会へ向かって走ります。
このノートルダム教会「Paroisse Notre-Dame de Versailles」は宮廷の教区教会であったため
ルイ14世、ルイ15世、ルイ16世治下の、王族の洗礼、結婚、葬儀がここで記録されていた由緒ある教会です。
Paroisse Notre-Dame de Versailles
アドレス: 2 Rue Baillet Reviron, 78000 Versailles

ヴェルサイユの歴史あるカテドラル。

夜のヴェルサイユ宮殿。

今回最も撮影が困難だったのがこの写真。ヴェルサイユ宮殿前銅像。大揺れの馬車から撮影。

ヴェルサイユ市庁舎へ向けて走ってゆきます。

馬車全体像。馬さんがたお疲れ様でした。ありがとう!

個人的にとても好きなデコレーションが下の写真。はかなげで綺麗です。

詳しい説明は後ほどお付けいたします。お待ちください。