コロナ・ウイルスで思うこと。

パリガイド

フランスでは3月17日正午に発令された外出禁止令から19日が経過しました。
私たち家族3人は全く家から出ない日々を送っています。

唯一自宅玄関から出る機会と言えば、ごみを捨てに地上階まで降りてゆくときだけです。
私はその度に、建物の共有部分を消毒しまくってきています。

主人も自宅からほぼ出ることなく、唯一外出の機会といえば、
主人が法定後継人となっている義父に会いに行くか
仕事の都合で義兄に会いに行くときだけですが、
全員同じ建物の中に住んでいるので、建物から出る機会もありません。

今回のコロナウイルス被害では、色々と考えさせられることが多く、
「暮らしのありかたを全く新しくしよう」と決意しています。

例えばコロナウイルス被害の大きいこの時期だけでなく、
インフルエンザの流行る時期にも建物の消毒を。
最もこれは管理人のお仕事ではありますが、私は今後私が建物共有部分を通る度に
消毒することを決めています。

例えば、自分たちの食する野菜や果物ぐらいは自家栽培で。
我が家では既に自宅テラスで野菜を植え始めました。

教育のことも、新しくする機会ではないかと思います。
私の息子は先月5歳になりましたが、現在2ヶ所の異なる教育機関に通っています。

今回の外出禁止令の期間、幼稚園からは「やったらいいこと」のリストを送っていただき
、更にもうひとつの教育機関からは練習問題のほか、
メールで歌を歌うためのビデオを送っていただいていまして、
外出禁止で教育機関に行けない我が息子も喜んでいます。

今後、教育はオンラインで出来るようにしたら、もっといい未来になるでしょうね。
事情があって、学校へ通うことの出来ない期間も、
学校へ行きたくないお子さんも、全員平等に受けられるオンラインシステムを
構築できたら地球はより素晴らしく発展してゆくと思います。

オンライン・システムは更に医療の方面にも構築したいですね。

テレワークやオンラインシステムが充実してくれば
人々が無駄に移動することもなくなって、乗り物による環境破壊を
抑えられるばかりでなく、無駄に疲れることもありません。

これからは人類、力を合わせて新しい時代を築けてゆきたいと願っています。

ところで、日本ではコロナ・ウイルスの被害が数字で見る
被害の大きい他の国々よりも、ずっと抑えられている状況ですが
その数字に安心してしまっているのか、常日頃と変わらない行動・外出を
されているかたも多いように思えます。

無駄な外出をするということは、ウイルス蔓延の一役を買ってしまう
大きな危険を孕んでいるということをどうか忘れないでください。

毎日のように「死者・何百人」との報道が世界でなされていますが
そのひとつひとつが悲しい死であって、数字だけでは感じることの
できない人々の涙です。

どうか、無駄な外出を控えてください。

丁寧な手洗い。
うがい。
自宅に入ったら清潔な衣料に取り替える。
洗っていない手で顔に触れない。
マスクを着用する。

あたりまえをしっかりする。

 

私は今回のコロナウイルス被害で、
世の中には、素晴らしい医療関係者や
素晴らしい働く人々がおられるのだなと感動させられた部分があります。

コロナウイルスに感染するかも知れないリスクを抱えながらも
必死で働いておられる医療の先生。

マスクもつけられないというのに、働いておられる人々。

遊び歩きたい人もあるのかも知れませんが
今は遊び歩くのではなく、ウイルスの感染沈下のために、冬眠してみてください。
春は必ず、やってきます。

パリの街は現在、車の通行が普段よりも少ないお陰で新鮮な空気に包まれています。

春はやってくる。

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