フランスの田舎の魅力。冬のひとときに灯す光、こころにも光りを灯す家の楽しみ。メゾン・ド・カンパーニュ。

パリガイド, フランス国内・魅力の旅行。

フランスの田舎の魅力。心から深呼吸する、ノルマンディーの暮らし。

冬のひとときに灯す光。こころにも光りを灯す自宅の楽しみ。メゾン・ド・カンパーニュ。

始めにお詫び:
昨年12月17日の記事中、「12月21日のグランドコンジャンクションを(天気がよければ)撮影する」と
書いたのですが、その後、パリは連日の雨。
私たちはノエル(クリスマス)をノルマンディーの別荘で過ごす予定にしていましたので
田舎では星空を撮影しやすいであろうと楽しみにしていたのですが
急用ができてしまい、別荘への出発を8日間、遅らせなければならないことになってしまいました。
ノルマンディーに到着するも、台風であちらも連日の雨。結局、星空の撮影が出来ませんでした。
ごめんなさい。

星空を綺麗に撮影出来る季節に再度挑戦します。

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
私たち家族はパリでの昨年のノエル(クリスマス)を終えた後
ノルマンディー地方にある別荘で新年を過ごし、3日にようやく帰宅しました。
(それがブログ更新が遅れた理由です・・・。)

ノルマンディー地方の別荘の記事へとまずはリンクを貼っておきます:

フランスの田舎の魅力。心から深呼吸する、ノルマンディーの暮らし。

私はいつも私たちのこの家のことを「別荘」と言っていますが
このような別荘のことを、フランス語で「Maison de campagne(メゾン・ド・カンパーニュ)」と言います。
直訳すると「田舎の家」。
南仏にある別荘は「Villa(ヴィラ)」と呼びますが、これはラテン語から来ております。

田舎の家というのですから、正真正銘の「田舎」でして最も近いブーランジェリー(パン屋)まで数キロ、
車がないと暮らせないような場所で、狩りも行われています。

主人の先祖が購入したこの土地、ほとんど見渡す限りは主人の家の土地で
最も近い家は主人の叔母の家。
主人の両親は在命時、毎週末をこの家で過ごしていたのだとか。
目的は自然と触れ合うこと、この家では何もしないでゆっくり過ごしていたのだとか。
確かにパリなど大都市の暮らしは多忙すぎて、時に疲れてしまいます。

今日は、寒い冬を自宅で心地よく過ごすための、アイデアを写真と共にご紹介します。
それは「光」と「火」です。
ノエル(クリスマス)には多くのイリュミネーションが灯されますが
この光りが人間の心に与えるやすらぎや心地よさを、私は大切にしたいと思っています。
多少の工夫で、暮らしを豊かにさせることの出来る知恵を持って
日々を過ごしたい、と常に考えるものです。

下の写真。冬の朝。この日の朝は、氷点下2度でした。
翌日は氷点下5度。一軒家ですから非常に寒く感じます。

全てが凍っています。テラスの床も凍っていて滑りそうになること数回。

この寒さの中でも、咲き誇る美しい白い花を見つけました。
雪の舞い降りるこの時期に咲く白い花。生命に感動する朝です。

はかなげな優しいピンクの花も咲いています。ちょっと凍ってしまっていますね。

庭へ出て、小さい木を拾ってきます。
いきなり大きな木に火を点けても燃えませんので、
このような木と新聞紙で、まずは暖炉に火をくべます。

木を都合のいいサイズに割ります。

拾ってきた木を乾かしています。

下の写真。薪。これが本来、暖炉で使用する焚き木になります。
薪のことをフランス語で「Bûche(ビュッシュ) 」といい、フランス人がノエルに食する
薪の木を模ったケーキのことを「Bûche de Noël(ビュッシュ・ド・ノエル)」といいます。
ノエルの時期に、フランスにお越しになる方は是非とも召し上がってくださいね。

下の写真。こちらは先日のノエルの模様。これが「Bûche de Noël(ビュッシュ・ド・ノエル)」です。
これはマロン味。

暖炉に」火をつけるための、30センチほどの長いマッチがあり、
そのマッチで新聞紙と小さい木に火をつけます。
ようやく、暖炉に火が点きました。

写真でどうぞ、暖まっていってください。

クリスマス・デコレーション。ここにも、「光り」で心まで温めたいと考えて、LEDライトを灯しています。
今回のテーマ「冬のひとときに灯す光、こころにも光りを灯す家の楽しみ。」の一部です。
ほっとする安らぎ感のある空間をライトで創っています。

自宅に暖炉があるケースは(特に日本の場合には)珍しいと思いますが
LEDライトはお値段も高くないですし、お勧めしたいと思います。
寒い冬に灯す、高価でない楽しみです。

下。右に置いてあるのは、クリスマス・ミュージックを鳴らすランタン。

 

下も同じくLEDライトです。白いやわらかい光りを家中に飾ってみました。

下の写真。私は個人的に、ノエルのイルミネーションの色は
ホワイトかブルーが好きです。あくまで個人的な話ですが・・・。
シャンゼリゼのイルミネーションも
数年前のブルーが綺麗だったなあ・・・と思っています。

私がシャンゼリゼ通り協同組合の会長だったら、
次のノエルのイルミネーションは、レインボウ・カラーにします。
2019年、2020年とフランスではいろいろな事があった。
ジレ・ジューヌによる暴動も起きた。コロナによる騒動も起きた。
でも、2021年になった今、再度、今もう1度、カラフルな未来を新しく創り上げたい。
私自身も、宇宙との共同作業で新しい未来を描くことをしています。

小さなランタンをつけた、クリスマス・オーナメントを作ってみました。

サロンのソファにも、クリスマス仕様のカバーをつけてみました。
このような大きな部分を変えると部屋のイメージが変わります。

下もソファです。サンタさんも最近ではヘリやUFOに乗るのか。(笑)

家具の上のコーナーにもLEDライトを配置してみました。

下の写真。フランス人の家庭は多くがキリスト教徒ですから
このような置物が多くあります。
私はこのような空が青くなる時間帯が好きで、とても美しいと思います。

フランスの伝統的なノエルを感じさせる、クラシックなキャンドル・スタンドは
主人の家の先代からのものです。
小さい子供がいるのでこれらキャンドルには火を灯しませんでした。

12月31日の我が家の晩餐にあなたをご招待します。
下の写真がそれです。
先代が使っていたテーブルクロスがあったので、伝統的な感じのテーブルをつくろうか・・・
と思案している最中です・・・。ウウム・・・。

結局、私がパリから持って行ったグリーンのテーブルクロスにしました。
12月31日ですが、まだノエル気分の我が家です。(色あわせや椅子カバーの話。)
ここにもライトを配置しています。正式な晩餐では出来ないかも知れませんが。


私たちは前回の滞在で、別荘に置いている管理人さんに自家用車を任せて電車で帰宅したので、
今回もタクシーと電車で別荘へと向かいました。
従ってあまりにも重いものは持っていけなかったので
今回、食器類は別荘にあるものを使用。なんとなく、ヴァレンタイン・デーのようなイメージの食器ですが・・・。

ようやく晴れた最終日。来週には雪が降るとの天気予報がありました。
子供の学校があるので、帰らざるをえませんでした。
いつかノルマンディーに降り積もる雪を見てみたい !

冬の美しい夕日で今日の記事を締めくくりたいと思います。
心もあたたかくなる、冬の光りと太陽でした。

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