「成熟したロマンスで求められた女」とその日仏ファミリー。第二回。

パリガイド

「成熟したロマンスで求められた女」とその日仏ファミリー。第二回。


主人「うーん。2階の(不動産)物件は、クリスに売却するとして、だよ、
彼は総面積の半分しか必要としていない。
残りの半面積について、僕が彼との共同所有者になって、物件を分割工事しなければならなくなる。」

「クリスには、私たちが今住んでいる(不動産)物件を勧めたらいいんじゃないかしら。
ちょうど、彼の必要とする面積に近いし。
それか、クリスに2階の総面積を、一括払いではなくて分割で買い取ってもらって、
半面積を自由に売却してもらうのはどう?」

主人「それだ!! それは新しいアイデアだね。それは考えていなかったよ。だから君と話すのがいいんだ。
いつも全く違うアイデアをくれるでしょ、君と話すと。助かるよ、本当に。」

こんにちは、麗です。

私たち家族3人は、現在までのところ、コロナウイルスには感染せず、
毎日元気に過ごしています。

ここのところ、私たち夫婦には所有する不動産関係で解決しなければならない問題がいくつもありました。

コロナ・ウイルスによる、長距離移動の自粛の影響を受けて
私たちも旅行を控えながら、子育てを楽しみながら
これら不動産の問題解決に向けて、夫婦間で、あるいは主人の親族とも
会話を続けてきました。

上の会話は私たち夫婦が、解決を探るために話し合いをしていたときのものです。

誰かと共に暮らす、ということは、時に難しいこともありますが、
人間というものは、人と人との間で多くのことを学びながら、自身の知性と人間性とを高めるための機会を
与えてらえる、という点において、非常に幸せなことだな、と私は毎日思いながら暮らしています。

私はいつも、どのようなことをするときにでも、心に「祈り」を持って暮らしているんですね。
朝に目覚めてから夜に眠りにつくまでです。

「心に祈り」というのはどのようなことかと申しますと、
例えば私たちが今、抱えている不動産物件の問題にしましても
「この件で誰もが、不満のない、最も幸せな解決をいただけますように。」と祈りながら進んで行く。

すると不思議なことが次から次へと起きて来て、関係する全ての人々が満足
できるような結果を出すことができます。

これが、「神にゆだねる・宇宙に委ねる」方法です。
私はいつも、このようにして不思議な体験を、数限りなくいただいています。

ところが自分たちのエゴだけで解決を探そうとすると、争いになってみたり
憎しみ合わなければならなくなるような事態に発展してゆく場合も多いのです。

「心に祈りを」とお聞きになって「宗教くさい」と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが
宗教は関係なく、いえ関係されているかたはされている方でもちろんそれでいいのですが
ただただ、「心に祈りを」、これをお勧めします。

さて話しは変わって、前回のブログに書いたのですが、私たち家族は
私が以前から「是非ともあのアパルトマンに住みたい」と願い、第一希望にしていたアパルトマンへと
引っ越すことになりました。

とは申しましても、入居前に工事をして、新しいSalle de bain (サルドバン/バスルーム)を作らなければなりません。

先日には、その入居前工事のための工事会社の人々とのランデヴーがあり、
大きな体を持つ私の主人のために普通よりも大きな浴槽をいれることについて
話し合っていました。

「僕は自宅にジャグジー・バスを持つのが夢なんだけどなあ・・・」と主人。

巨大なジャグジー・バスを導入するには当然、そのスペースが必要なことは言うまでもなく
給水のタンク式システムまでこれまでよりも、更に大きなものに替えなければならないので
ジャグジーの導入が可能か否かは、現在のところまだわかりません。、

以前に、私がパリのマレ地区のアンティークショップで一目ぼれして購入した、巨大なミラーの
話をこのブログで書いたことがありますが、
実はそのミラー、子供が生まれてからというもの「万が一の事故で子供の体の上にでも落ちたら」との懸念から
全く使われずに箱に入れたままだったのです。

フランスという国は多くの美術館に美術品を所有している国ですので
何十キロもの絵画をつるすことの出来る、非常に優秀な金具もあり
我が家にもあるのですが、私は用心深いので(笑)
今回の工事では、新しいバスルームにそのミラーを壁に貼り付けてもらうことにしました。

壁に直に貼り付けてしまえばもう、壁の一部ですから
もう万が一のことを考えなくても済むわけで、今から楽しみです。

ナポレオン1世様式のゴールドカラーの美しいミラーは、
ようやく私たちの新居でその美しさを誇る場所を見つけられそうです。

先日、家族で「ジャックマール・アンドレ美術館」へと足を運んできました。
私が始めてパリへ来たときから大好きな美術館で、しかも自宅から近いのでよく利用しています。

フランスでは先日、コロナ・インド型変異「デルタ株」ウイルスによる第4波の感染者増加を受けて
マクロン大統領がテレビ演説をされ、以前からEU圏内で導入が検討されていた
健康パスポート、「パス・サニテール」の導入が発表され、今後文化施設・公共施設では
このパスの提示が求められることが話されました。

明日21日以降の施行で、50名以上が集まる施設で、健康パスポートの提示が義務付けられるほか
8月上旬からは病院・高齢者施設、大型商業施設、病院・高齢者施設、そして長距離移動の公共交通機関、
更にはカフェ・レストランにおいても提示が求められることとなりました。(12歳以上への施行です。)

これは非常に厳しい対策で、実質的には今後は「国民全員ワクチンを受けるように」という流れになってゆくのかな
と感じていますが、今後の変移を見てゆくほかありません。

私は思うのですが、今回のコロナ・ウイルスに限った話ではなく、人間はいかなるときにでも、
どのような状況にあっても、まずは日常の暮らしにおける
「自己免疫強化」が求められているんだなと感じています。

ワクチンを打った人も、そうでない人も、
日常の暮らしにおいて、「トータルな自己医療」をも大切にする、
食生活・睡眠、清潔さを保つこと、さらには心の持ちかたという、
「自己免疫という健康」をも更に保つ努力をして
暮らしていっていただきたいと、私は願っています。

次回は「成熟したロマンスで求められた女とその日仏ファミリー。」第三回目で、
「生きる使命を知る」です。

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