「成熟したロマンスで求められた女」使命・宿命を知り、それを生きる。
人は誰しも、1度は「宿命」について考えたことがあるのではないでしょうか。
占星術では、その人の「宿命」を示すポイントがあるのですが
一般的に知られる(運命判断に使われる)主要10天体ではなく、
更に詳細を見てゆかなければ、そのポイントを知ることが出来ませんので
占星術に詳しい人でないと、ご存知でないかも知れません。
今日のタイトル、「成熟したロマンスで求められた女」は
私自身の宿命ポイント、おうし座の27度に対応するザビアンシンボルから来ています。
(ザビアン・シンボルは実際の度数で読む場合と、1度足して読む場合がありまして
今日は1度足しています。5度でグループを形成しているので
グループで読むと正確です。)
占星術で自身の出生ホロスコープを出し、それに対応するザビアンシンボルを照らし合わせると
ご自分についてよりよく知ることが出来るでしょう。
私たち人間は、誰しもみな、多くの宇宙空間を旅をしてきて、
今回は「地球」という星で暮らしているのです。
私は自身の宿命を知ったときに、と申しましても随分昔の話ですが、
「そうか、では私はその宿命を取り入れましょう。」と考えました。
つまり、「成熟したロマンス」を受け入れるだけの品性と知性を、追ってゆこうと考えました。
品性と知性というのは、後天的に身につけられることも出来るものですからね、
人間は一生勉強していかないといけないのと同じですね。
ちなみに、おうし座の27番の星というのは、
歌手・谷村新司さんの楽曲「昴」でも有名なプレアデス星のことです。
プレアデス星は、非常に進化した星で、高度な種族が住むといわれています。
以前、パリの街で初対面のかたとお話ししていたときに
ふと、そのかたが「あなたは日本人ですか。」と言われたので
そうです、と答えると次のようなことをおっしゃいました。
「そうでしょう。わかるんですよ、日本人の親切さや、他の人々をリスペクトする立ち振る舞いが。」
私はお礼を言いながら、それでは、私はその期待に応えることの出来る日本人として
一生をパリで送りましょう、と考えていたんですね。
宿命とまでは言わなくとも、それを「使命」としましょうか。
そんな日本人がパリに居てもいいではないですか。
フランスには多くの日本人が住んでいますが、
中には、フランスの暮らしや、あるいはフランス人のことを
好きになれないかたもおられるようです。
フランス人の生活様式と日本人のそれとでは、違う部分も多いので、
当然と言えば当然なのですが、慣れるのにご苦労されることもおありかと思います。
私が始めて、パリに住み始めた頃の経験を話したいと思いますが
ある日のスーパーでの出来事です。
私はスーパーのレジ前で列に並んでいたのですが、私の目の前にはフランス人とおぼしき若い女性が。
ところがその女性、列が前に進んだときに、彼女が床に置いていた
食品が沢山入ったかごを、「ガツッ !」と足蹴りして前に進めたのですね。
私はそれを見て、「わあー !」と驚愕、ショックを受けてしまいました。
何故なら、私にとって食べるものの入ったかごを足蹴りする、という発想が
そのときまでなかったのです。
「たたみの縁というには、踏まないものですよ。」
「おぼんは、食べ物を載せるものですからね。
飛び跳ねて遊ぶのはいいけれど、
おぼんをまたいだりしないようにね。」
という教育を受けて育った、日本人の私にとっては
その行為が衝撃的だったのですね。
その若い女性は、別に悪気もなくやったのでしょうし、
食品のかごが重かっただけかもしれない話で、これは彼女への批判ではありませんが。
フランスに滞在する日本人で
フランスを好きになれないとお考えのかたは、
この土地の日常の暮らしにおいて
フランス人の様々な行為を目のあたりにして
違和感を感じられたり、日本との違いを感じたり
されておられるのかな、と私は思いますが
ここで私は、ひとつ提案があるのです。
例えば、泥の中に居るからといって自分自身の品格を変える必要はなく、
自分自身もその「行為」ややりかたに染まる必要もないのです。
(フランスが泥である、という話ではないですよ。蓮でいていいという話です。
ちょっと例えが違うかな・・・。)
パリの街では、フランス人たちの怒号が聞こえることがよくあります、
パリに限らず、世界中の大都市はどこも同じでしょうが、
車を運転する人々の運転マナーの悪さから来るいらいらや、争いが原因ですが、
実は私、パリの街で、パリの道路で誰とももめたことがありません。
道路を渡るにしても、にっこりと「Merci !」。
それを見ていた私の主人が驚いたようにひとこと。
「まあ ! 君って人は丁寧なんだね。パリでそんな人、いやしないよ。
見てよ、パリの人たちの運転マナーの悪さったら。
好き勝手に道を縦断する人たちばっかりだし。」
私はパリの街が大好きだし、この街にいて本当に幸せなので
毎日心地よく過ごしている、ということもありますが
他の人が争っているからと言って、自分もそれに染まる必要がない、
と考えているからです。
ここでお断りしておきますが、これは「教えてやる」と言っているわけではなく
ただ、発想そのものを変えてしまうと
自分自身の見ている世界そのものも、心地よいものに
変わってきますよ、というお話です。
どうかみなさん、ご自分の居られる場所を、心地よく保たれて
世界の色に染まることなく
ご自分の心地よさで世界を染めてあげてください。