国際結婚10周年。パリの写真と共にお送りします。

国際結婚


お断り・先日の記事で、ヴァカンスぼ記事は次回と書きましたが、こちらの記事が先に
完成しましたので先にお送りします。
現在、ブロワ城とシャンボール城の記事並びに写真を作成中ですので
完成しだい公開いたします。
こんにちは、麗です。
「国際結婚インパリ」というタイトルをつけながら、結婚のことについてまったく触れていませんでしたので、
今日はまず私たちの最近の暮らしについて書いてみたいと思います。
私とフランス人の主人は、今年、結婚10周年を迎えました。
10周年記念として、どのようなお祝いをするかを考える余裕もあまりないほどに、
子供の教育や私生活で忙しかったのですが、主人の親族と共に自宅でささやかなパーティーを開きました。

結婚10周年記念として、主人からペアの腕時計をいただいたので、
私からのプレゼントは何がいいかたずねたところ、次のような返事が。
「僕が大人になったときに、僕のずっと前に亡くなった母親がプレゼントしてくれた香水があるんだよ。
Caronの製品なんだけど。僕の人生最初の香水なんだ。今使っている香水にはもう飽きたからその香水が欲しいな。」
とのことで、私からはキャロンの香水をプレゼントしました。
普段、子育てにも積極的に参加してくれる主人に沢山の感謝をこめて、メッセージつきで渡しました。

キャロンといえば、私にはひとつ思い出があります。
私は中学生のときから写真が好きで、父親から借りた一眼レフで、そのカメラが壊れてからも写真を撮り続け、
パリの留学生活を始めた際にも毎日カメラを持ち歩いてパリの街の写真を撮り続けていました。
ある日キャロンのブティックの前を通ると、非常に美しい多くのパフが飾られていました。
ひとつひとつのパフの色の鮮やかさとその美しさに見惚れて、ガラス越しに写真を撮ると
「私の部屋にもこのパフを沢山飾りたい」と思ったのですが、
お値段を見てびっくり、10個も20個も気軽に買えるお値段ではありませんでした。
さすがはCaronの商品です。
でも、鮮やかな美しい色のそのパフ、店舗で見つけたらパリ土産に買って
誰かにプレゼントしたら喜ばれるかもしれませんね。

実は私たちには今年、悲しい出来事がありました。
非常にプライベートな話ですので、リアルタイムでブログには載せられませんでしたが
主人の義母がしばらく前にお亡くなりになり、主人の父は非常に大きなショックを受けておられました。
主人の義母にあたるその女性は、「女性はこれほどまでにエレガントでいられるのだ」
と感動を受けるほど、エレガントで最後まで「矍鑠」としていらっしゃいました。
一目で品格とエレガンスを持つ女性だとわかる女性で私はいつも尊敬していました。
「二人でゆっくり過ごしたい日があったら子供を預かってあげるからいつでも
いらっしゃいね」と言ってくださっていた、主人の義母に感謝しています。
お葬式には多くの人々が参列されました。

主人の父は主人の義母が亡くなってから、長い間落ち込んでおられたと思うのですが
結婚10周年パーティーには、シャンパンを手にして来てくださり、
孫との写真を撮って、「三世代写真だ」とよろこんでおられました。

優秀な医者として、自身の健康管理にも気を配っている主人の父も90歳。
まだまだ、矍鑠としておいでですが、今後私たちは主人の父と、密なる連絡をとっていかねばなりません。

主人の父と主人の義母は週末になると、パリから車で約一時間の彼らの別荘に行っていたのですが
以前に、主人の父からその別荘に遊びにいらっしゃい、との
お誘いがあったので今年の夏には主人と父はひとりで過ごすことに
なってしまいましたし、その別荘に全員で行って主人の父に安らかに楽しんで
夏休みを過ごしてもらおうか、と考えていたのですが、
今年の夏は、全員が疲れてしまっていて、
主人の父をはじめ、別荘にはもう出かけませんでしたので実現させませんでした。

今後、主人の父とその別荘へ滞在する機会があれば、このブログで
またお話することがあるかと思います。
フランスは地方も自然が多くどこでも美しいので、記事に出来たらと思います。

以上、今日の記事は最近の私たち夫婦の話でした。
現在、ブロワ城とシャンボール城の記事を作成途中です。
出来上がり次第公開しますので、どうかお待ちください。

国際的な女性に。フランスで通用する女性になるために出来ること。

国際結婚
パリで国際的な女性になるために出来ること。

著者は1993年に留学生としてパリの街に到着しました。
留学生活を終えて一時帰国するも、1994年に知り合ったフランス人と結婚しましたので、
それ以来パリ市に在住していますが、
ひとりの日本人として海外で暮らすに当たって、「海外在住日本人」として
国際的な女性でいるために出来ることを考えてみます。

①日本について、再度勉強を。
著者はフランス在住ですので、フランス人について、日ごろ感じたことや日本人とのちょとした違いについて
書いているのですが、フランス人たちは、自分たちの国とその歴史・文化に対して、大変大きな「誇り」を持つ人々で、
自国の歴史についてよく語り、学んでいる人々です。
その文化背景があるからこそだと思うのですが、彼らは他の国のことを語るのも非常に好きで、
大きな関心を持っています。
特に、「日本」は経済大国で、「歴史」もある国だという認識がありますから、
日本についても、沢山の質問を投げかけられます。
よく聞かれるのが「天皇」制度について、「政治」について、歴史についてですが、
これらを再度勉強しておくと、フランス人とのお付き合いが楽しくなるばかりでなく、
文化交流としての役割を果たすことができるわけで、
とても大切なことですし、「国際的な女性でありたい」と望んでいる方は、日本の文化について
再度勉強をしておくことをお勧めしたいです。

②言葉の壁は乗り越えるためにある。
ここでは、海外に滞在する場合のことを書きたいと思います。
先日の特集、「フランスじんたちとうまくやってゆく秘訣」にも書きましたが、
語学力をつけることが、海外、あるいはフランス滞在の「最重要条件」といっていいと思います。

http://madamerei.com/2017/03/22/フランス人たちとうまくやってゆく秘訣・第二回/
海外の滞在が始まったとたんに、滞在許可証の手続き、住まいの手続き、電気ガスなど、やらなければならない
ことが沢山出てきます。
国際結婚などで、パートナーがフランスにいる場合であったとしても、
全てをパートナーに頼むわけには行きませんし、「生きるうえでの最低限のことを自分で出来る」ことが
大人としての役割のひとつであると言えますので、言葉の壁はさっさと乗り越えてしまいましょう。



③「日本は優秀」と思い過ぎなくていい。

日本人が海外に滞在する場合、あるいはフランス人の友人をつくったりする場合に
ついつい相手の国と日本を比較してしまうことが多いと考えますし、
このブログにおいても、日本人とフランス人の違いについて書くことがありますが、
「私たち日本人はこんなに優秀なのに、この国の連中は、どうしてこんなにだめなのだろう」と
相手の国を見下すような比較の目を持つことは、避けていくと、「国際交流」という点において
非常にいいと言えます。

日本においては、「社会人とはこうあるべき」「この場合はこうするべき」といった物の考え方が多く、
お互いにお互いの「評価」をしあうことによって「優等生でいる」ことが大事にされてきた面がありますが、
海外の場合、特にフランスには様々な国の人々が存在しますので、
そのような考え方と全く違う価値観の中で生きている人々もいます。
日本人が優秀であるということは、よく知られていることですので、「こちらのほうが優秀」という目を持たずに
常にフラットな目で様々な国の人々を見てゆくと、人間関係がうまくいきやすいです。
その上、「先入観」を持ったり、心の中で人を裁き過ぎないことによって、
自分自身も非常にらくに生きることが出来ます。
「人間関係がうまく行く」ということは、どの世界においても大事ですが「国際交流の場」においては更に重要ですね。


④欧米人男性とのお付き合い。自分の世界。

欧米人男性とお付き合いしたいという方も多いと思うのですが、
欧米人と共に生きてゆくために重要なのが、「経済的」「精神的」にどちらも自立していることではないかと考えます。
フランスにおいては、何処に行っても、「あなたの職業はなんですか。」と聞かれます。
何より大事なのがこの点で、結婚・未婚などはその次です。
更に、フランスでは、「専業主婦」という立場の女性は数があまり多くありません。
多くの女性は独身時代からの(結婚前の)仕事を結婚後も続けているのです。

これは日本とフランスの社会システムの違いと言えますが、フランスに滞在する場合や、欧米人男性とお付き合いしたい場合などは
この点を乗り越えておく、つまりなんらかの仕事を続けてゆく、あるいは自分の趣味でもいいのですが
「自分の世界」を創りあげてゆくと、人との関係性も良くなります。
更に、欧米人とお付き合いする場合には、自分の意見をしっかり、はっきりと言え、Yes 、No も常に伝える必要があります。
日本人同士である場合とは少し違う関係性であるかも知れませんが、
「生活を丁寧に楽しむ」という点において、非常に有益な関係性ではないかと思います。

終わりに。
今はインターネットで、世界中の人々とコンタクトが取れる時代になりました。
なんといういい時代なのかと思いませんか。理想的な時代と言っていいと思います。
海外交流が増えるにつれて、海外へ出たい人や、あるいは海外で永住したいと考える人も
いらっしゃるかと思いますが、自分は「国際人である」として
常に意識を高く持っていると、海外での滞在や、海外の人々とのお付き合いが楽しくなります。

海外での滞在を楽しく、充実させるためにも、国際的で、魅力的な女性として生活していきたいですね。
海外に出たい、あるいは国際的な女性になりたいと思っていらっしゃる方の
国際交流が、喜びに満ちていることを願っております。



フランス人たちとうまくやってゆく秘訣・第二回。

国際結婚

こんにちは。麗ド・ラ・ヴァレットです。
春になりましたが、パリのお天気はいまひとつで、「快晴」になりません。
まだまだ、「街」そのものが、冬の寒さから脱皮して、目覚めを待っている感じです。
パリの目覚めをゆっくりと待ちたいと思います。
今日は、先日からあちらこちらで撮影した「パリの花たち」の写真と共に、
「フランス人とうまくやってゆく秘訣・第二回目」をお届けします

①挨拶上手になる。
世界中どこにいても、人付き合いにとって大事なのが、挨拶。例えば言葉の壁があったとしても、
ひとりの人間としてあいさつはしっかりしたいですね。
まずは、フランス流の「あいさつ」をガイドしてみます。相手によって挨拶の仕方もそれぞれ違いますが、
初対面の人、「Enchanté アンシャンテ」と言いながら、握手。
ご近所の人・笑顔と言葉で、「Bonjour !」ボンジュール。
顔見知りになってくれば、「Comment allez-vous?」などと会話し始める。
親しい人、あるいは親族と。
結婚でフランス人の親族が出来た場合、「ビズ」お互いの頬と頬をくっつけあって「ビズ」、
つぎに反対側の頬と頬で、再度ビズ。これを2回から4回繰り返す。

フランス人たちのあいさつの習慣で感じが良いな、と思わされるのが別れるとき。
「Au revoir アゥ・ルヴォワール」の他、「Bonne journée !」ボンヌ・ジョルネ! 良い1日を。
「Bonne fin de journée !」良い一日の終わりを! 週末であれば、「Bon week-end! ボン・ウイークエンド」良い週末を!
などなど、実に心地の良い言葉をつける。
行き着けの市場のムッシューに対して「Bon courage!」、 ボン・コラージュ・頑張って、などと言ったりします。

感じの良いフランス流挨拶をしっかり身につけて、フランス人たちと上手くやっていきたいものですね。


②言葉の壁は乗り越える。
著者・麗ド・ラ・ヴァレットのこのブログを読んでくださっているかたの中には、
フランス人との交流を持ちたいと願っておられるかた、あるいは持っていらっしゃるかたもおいでだと思いますが、
フランス人たちに限らず、国籍の違う人々との交流には、どうしても「言葉の壁」がつきものになることでしょう。
これは、どうしても、「乗り越えてゆく」と強く考えていきたいです。
今は、テレビもあれば、ラジオも、インターネットもあるので、
どうやったって「モチベーション」さえあげていけば、フランス語を勉強しやすい環境です。

著者が初めてフランス語を習い始めたのが、1992年のことです。
東京のフランス語・語学学校でした。
そして、英語以外の「初めての」外国語でした。

初めての授業の日、私は都合で、少し遅刻したのですが、指定された構内の教室に着くと、
既に全ての生徒さんがたは着席しており、フランス人の男性教師が話しをし始めてしまっていました。
著者は、既にその学校の教科書を読んでいましたが、フランス語で「話した」ことが無く、
「遅れて申し訳ありません。」とフランス語で言って教室に入ってゆくとき、
顔から火がでそうで、家に帰ろうか、と一瞬考えてしまいました。

それでも、逃げなかったのは、先を考えてのこと。
いつでも「先」を考えていたら、モチベーションをあげられます。
フランス人の友達が出来るかも知れない、フランスに住めるかも知れない、フランス中旅行できるかも知れない、
フランスで働けるかも知れない・・・・!! などと夢が広がります。
これは、他の言語、例えば、あなたが今、イタリア語を勉強したいとすると、イタリア語でも同じこと。

著者はいつでも、「とちったっていい!」 「間違ったって死ぬわけじゃない!」 「わからなければ、紙に書いたっていい !」
とにかく勉強するんだ !! と自分を奮い立たせていました。 こうすれば、多少のことは乗り越えられます。
とちったって、本当に、死ぬわけじゃありません !

③Yes、 No をはっきりさせる。質問、疑問を恐れない。
フランス人たちとのお付き合いで、大事なことのひとつに、「Yes Noをはっきりさせる」ことが挙げられます。
わたしたち日本人は、「以心伝心」の文化のなか育ってきています。
「言われなくても、その人の表情から様々な事柄を察する」ことが出来、
「一を聞いて十を知り、気を使って相手の為に働く」ことが出来る、そういう国民性です。
これは、日本人の非常に美しい、まさしく「美点」なのですが、
外国においては、それが「裏目にでる」ことがある上に、
フランス人たちは、そのような、「以心伝心」が出来ないのです!!!!
と言うわけで、フランス人が相手の場合には、一を聞いて十を知る、
ではなくて、百(パーセント)を聞いて百を説明するくらいの
コミュニケーションが必要になってきます。
Yes、 Noをはっきりさせる必要もあり、フランス語では Oui Non ですが、
ちょっと疲れるくらいきちんとしているといいと思います。

同時に、疑問や質問を恐れないで、話し合うことも大事です。

④一般フランス人が、日本をどう解釈しているか理解する。
よく、出会う人から「日本人と日本が大好きなんです」と言われる機会がありますが、
一般のフランス人たちが、日本のことをどんな風に解釈しているかを理解しておくと
コミュニケーションもスムーズに行きます。

日本は物価も家賃もとても高く、ウサギ小屋に住んでいて、
皆、朝から晩まで働いていて、ぎゅうぎゅう詰めの電車に毎日乗って出勤している・・・
家電などのテクノロジーの技術は世界一で、面白い漫画が一杯あるといったところでしょうか

でも、フランス人によっては、日本人はみんな、キモノを着ているとか、
みんな自転車に乗っていると思っている人だっています。
誤解を防ぐために、日本の国の習慣や、個人の生活をよく説明し、
文化と生活環境の違いからくる、疑問点や不快な点は
「日本ではそんなやりかたしないし、したら失礼だけど」としっかり説明しましょう。
特に、フランス人と日本人の大きな違いを見つけることができるのは、
「お金の使い方」と「清潔に関する考え方」ではないかと思いますので、誤解のないようにする必要があります。


 

 

 

ではでは、今日はここまで。
明日は「美食大国、フランスをおすそわけ!」フランスからおいしいものお持ち帰りできるおいしいものの特集です。

国際結婚 in PARIS。フランス人と結婚したいあなたへ。

国際結婚
国際結婚 in PARIS ・国際結婚イン・パリ
フランス人との結婚の手続き-煩雑な手続きを乗り越える。

私は2008年に今の主人であるフランス人と結婚しました。
主人も私も初婚同士のカップルでしたので、「僕たち結婚しよう」と決めた後に、私たちがしたことは、結婚に関する情報収集でした。

フランスでの結婚。書類社会と結婚書類の山。

フランスでは、日本の結婚のように「婚姻届」一枚を持って役所に行けば、夫婦になれるわけではなく、役所に提出し なければらならない書類が多いのです。
余談ですが、フランスは「書類社会」といわれ、結婚だけでなくとも、
普段から銀行関係や、税金関係、その他全ての書類を大事に保管している人が多いそうです。)
主人はパリジャンですが、私たちが結婚を決めた当時はパリ市ではなく、隣町に住んでいました。
僕たち結婚しよう、となった後、まず始めたことが、役所への問い合わせ。
役所のHPを確認し、電話で問い合わせをし、3ヵ月以上前からの準備が必要と知り、 2人で、当時住んでいた市の市役所へ行きました。

①手続きそのいち。書類を役所にもらいに行く。3ヵ月前からの準備を !


役所でもらったのが揃えなければならない書類のリストでした。
ここで、フランスにおける結婚に必要な書類のリストを挙げておきます

①現在有効な身分証明書のオリジナルとそのコピー一枚。
②居住証明書
③証人(立会い人)についてのリストと彼らの身分証明書コピー。
④3ヵ月以内に発行された出生証明書。
⑤婚前証明書
⑥独身証明書
⑦慣習証明書

②手続きそのに、法定翻訳。

どうです、必要書類の多さに驚かれるかもしれません。
このリスト以外にも、日本人でフランスに滞在している場合には、「滞在ビザ」が必要となります。
学生ビザなのか、就労ビザなのか、ビザがないと、次のステップには進むことが出来ません。
著者の場合、これは内緒話ですが、結婚を決めた際には一般旅行ビザでフランスに入国しており、
役所に、全ての書類を提出したあと、1度日本へ「配偶者ビザ」を取りに帰国しました。
つまり、役所は、ビザのない著者の書類を受け付けるという「出血サービス」をしてくださったわけですが、
これは、あまりないことです・・・。
さらには、私が日本人であるということで、まず戸籍謄本を取り寄せ、
その戸籍謄本に日本の外務省でアポスティーユを入れてもらったもの、パスポートとそのコピーも必要でした。
日本の戸籍謄本は、在仏日本大使館つきの法定翻訳の方に頼んで、「法定翻訳」をしてただかなければなりません。

③結婚には立会人(結婚証明人)が必要。
3番目の書類についてすこし説明を付け加えますと、フランスでの結婚においては、 「証人」が必要です。
最低2人、最大4名が通常。
私と主人の場合には、主人の30年来の友人とその奥様に私たちの結婚の証明人となっていただきました。
婚姻式当日、彼らのサインも必要です。

⑤番目の婚前健康診断書に関しては、婚前に健康診断をし、お互いの健康状態を知っておくためのもので、
フランスではこの健康診断が義務付けられています。
新婦が結婚後に妊娠する可能性があることをも踏まえた検査でもあります。
 

④婚姻式が待つ

以上の書類を全て役所に提出し、ようやく役所に置ける婚姻式への準備が整います。
なお、フランスにおいては婚姻を済ませていないと、教会における結婚式をあげることが出来ません。
婚姻式の日程決定は地域の役所によって違いがあるるようですが、
私と主人のケースでは、初めに「提出しなければならない書類」を受け取った時点で、
役所に、希望の日程をだしておきました。
しかし、結果的に役所のほうの「ご希望される日が開いていない」という都合で希望の日から数日間ずれました。

<⑤結婚の公示

役所のほうで、提出書類が受理されたあと、婚姻式の十日前になって「結婚の公示」がなされます。
結婚する当事者の名前、職業、婚姻式日程が書かれた紙が役所の掲示板に10日間提示されるのです。
この呈示期間中に意義を申し立てる人がいなければ、無事に婚姻式へと進むことが出来ます。

⑥ようやく婚姻式当日。
婚姻式当日の朝には、主人の父、義父が車で迎えに来てくださり、役所まで。
婚姻式は、役所の一室にて、その役所の所長立会いのもとで、結婚の宣誓をし、
所長、新郎新婦、立会人の全てがサインをし、ようやく結婚となります。
その間30分ほどでしたでしょうか。
役所の一室というと、薄暗くて狭い部屋を想像してしまいがちですが、
フランスの役所は非常に綺麗なところが多い上に、私たちの役所は「豪華ホテル!?」とみまがうような綺麗な場所で、
フランスのシンボル、「マリアンヌ」の像がある一室で結婚の宣誓をするのは、非常に気持ちが良かったです。

私と主人の場合には、主人がタキシード、私はRobe de mariée/ローブ・ド・マリエ、ウエディィングドレスを着て、指輪の交換をし、
最後にキスをして終了となりました。

⑦婚姻式後のパーティ。

婚姻式が終わった後は、場所を移して、家族でのパーティー。
このパーティーが非常に長く、深夜まで、歌ったり、踊ったり。
最後には皆で、踊りまくりで、ヒールの高すぎる靴を履いていた私は脚が痛かったので、
「靴を脱いで、私と踊ってください」と言われ、
途中で靴を脱いで、踊りました。(何というお行儀の悪い新婦でしょうか・・・)。
皆でまさしく「祝宴」という感じ、ロゼ・シャンパンを飲み、楽しいひと時を過ごさせていただきました。

以上、フランスでの結婚は、非常に煩雑な手続きを乗り越えなければならないものなんですね。
これからフランス人男性と結婚を踏まえたお付き合いをしたいという方、
あるいはこの国の結婚のシステムにご興味をお持ちのかたの為になれたら幸いです。

以上、本日はフランスにおける結婚のお話でした。


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こんにちは。

今日は、フランス人男性と付き合うときに知っておきたい、いくつかの事柄をお伝えします。

フランス人男性たちの性格や、特徴と、恋愛について、何を知っておいたらいいでしょうか。



①いつでもレディーファースト

欧米諸国は基本的に何処でも「レディーファースト」。
これは彼らにとって「当然」のこと。
彼らは子供の頃から、教育されています。
女性に話しかけるときにも、すごく丁寧で、紳士的。
これは彼らの良いところです。
彼らのレディーファーストに恐縮しないで、堂々と大事にしてもらいましょう。
ただし、これはわがままになることとは違います。


 

②お金に対する考え方が日本人と違う。

フランス人は、よく「ケチ」だとよく言われますが、それは本当。
ただし、それは、日本人とフランス人のお金に対する考え方が違うからで、彼らにとっては、それが当たり前。

フランスはカトリックの国。
カトリック・キリスト教には禁欲、博愛、喜捨という三つの自発的「貧困」への教えがありますが、
それ故、お金に関してしゃべることはタブーに近い。

誰も自分の年収や財産を口にしないし、誰も聞かない。持っているか持っていないかも一切示さない。
熱心なクリスチャンでなくとも、「物の考え方ややりかた」は先祖から子孫へ続いてゆくもの、
「社会のありかた」は皆が知っていて影響を受けているもので、
皆、財産に比べて質素だし、「お金を使わない生活」に慣れている。
例えば、同じ財産を持つフランス人と日本人だったら、日本人男性のほうが、お金の使い方は派手なはず。

また、フランスは学歴社会なので、学歴がなく就職した場合など、ずっと昇給しない場合もあるし、ボーナスのない会社もある。
従って、出会うフランス人によっては、非常に質素な生活を強いられるわけで、
もし、あなたが質素な生活が好きではない場合には、あなたが経済力を持つことが必要になってきます。
また、フランスにおいては、「専業主婦」というカテゴリーの女性が少ないですし、フランス人は女性も男性も皆、
働いているので、仕事があったほうが、うまくいきます。

これは、相手が例えば、財産家否かの問題ではなく、「日本とフランスの社会の違い」ですので、
付き合う相手が財産家であったとしても、考慮に入れておくべきです。
フランス人は「お金を使うこと」イコール幸せと思っていないので、お金のかかることを避けて生活しています。
新品を買わない生活・必要な物は中古で買ったり、譲り受ける生活などしています。
彼らが重きを置くのが、「経験」。
日本人は海外を旅行すると、沢山の写真を撮るのが好きですが、あるフランス人は、
「日本人はどうして写真を撮るのが好きなの?  思い出は頭の中にあるのに」といいます。

彼らが、お金を払うのが夏のバカンス、それにソルド(年2回のバーゲン)、クリスマス、愛する人の誕生日。
フランス人はこのバカンスの為に、1年働いているといってもいいくらいです。
これらのことから見ても、彼らの暮らしからみても、フランス人は「経験」や、愛する人との時間、
家族との時間を大事にして、物やお金にそんなに重きを置いていないのがおわかりいただけたかも知れません。


 


③思ったことははっきり言う。表現がストレート。
フランス人たちは、初対面の相手にも「本音」を言う人が多いです。
フランス人男性は、思ったことをはっきり言うし、愛情表現も豊かで、大胆でストレート。
日本人みたいに、「お世辞」を言うこともない。
彼らが、あなたの身に付けているものを「それ、素敵ね」と言ってきたら、それは本音だし、ブティックの店員さんでも、
「あなたはこうすると美しい、この服のほうが似合う」などとはっきり言います。
逆に、「日本人式」に本音を言わなかったり、隠し事などすれば、彼らは相当怒ります。
つまり、こちらも本音で生きられるわけで、非常にらく。
フランス人に対しては、自分の意見ははっきり言う、あなたのいやなこと、しておしくないこと、
嬉しいこと。
人生のひとつひとつのステップをいつもフランス人の彼と二人で話し合いながら、
進んでゆくのがおすすめです。



 


 

④フランス人は結婚前に同棲する。

フランスでは同棲が当たり前で、学生カップルも多い。
学生の場合、家賃を折半する」という目的もありますが、
同棲しないでいきなり「結婚」するとなると周囲から「どうして」と聞かれるほど。

これはフランスの法律が関係していて、結婚までの手続きがまず、非常に煩雑です。
揃えなければならない書類が多く、手間がかかります。

さらに、万が一離婚をする際には必ず弁護士を通さなければならないから。
つまり、莫大な費用と手間が掛かります。

フランスでは「パクス/pacs」といって税金や社会保障面において
結婚同様の優遇措置が受けられるシステムも用意されているので、
結婚、などと考える前に「同棲」を試してみるんですね。

 




⑤結婚に重きを置いていない。
フランス人は、上記したように、基本的に「結婚」に重きを置いていないのです。
ですから、フランス人と付き合いたい場合は、そこを理解しておく必要があります。
日本人は、一般的に「結婚」に重きを置く国民性ですから、考え方の違うフランス人と付き合ってしまうと、
そこはちょっと苦しいかも知れません。
その場合は考え方の同じ人を探す必要があります。
著者の場合は、「結婚」に対してOK ! と言ったフランス人と結婚しました。

フランス人は結婚しても、子供がいても、男女として楽しみたい人たちです。
日本人女性が綺麗にしていると、いつも褒めてくれますので、
おしゃれして、楽しませてあげましょう。
著者の主人は「僕は中身も外見もある真珠をつかまえたんだ。」と言ってくれたことがあります。
こういう甘い言葉をかけてくれるのも、フランス人のいいところ。
フランス人男性との付き合い方を知って、愛に満ちた関係を !

 

 

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